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# 12 ページ13

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* 主side *





「皓太じゃん、何してんの。」



「す、菅野さんっ!」






声の正体は菅野さんと小林さん。僕たちと一緒でこれから練習場に行くらしい。



皓太は菅野さんが大学の先輩だからめっちゃ焦っている。



彼らのやりとりをぼーっと見ていると小林さんに話しかけられた。




「...水瀬やろ? いい球投げるらしいやん。」



後で取らせてよ。と言う小林さんは何故かニヤニヤしている。





「あっはい! 水瀬Aです、よろしくお願いします!


...全然いいですけど、なんでそんな笑ってるんですか。可笑しいところありました?」



「? 笑ってへんやろ。」



「...いや、笑ってたから。そのニヤついた顔直した方がいいよ、誠司。」





え、小林さんって天然なの?なんて言えないから黙っていたけど、



代わりに皓太と喋っていた菅野さんが答えてくれた。



挨拶をすれば、



「うん、よろしくね。」



優しく微笑んでくれた。...って皓太は?





「......... 」




さっきよりもーっと疲れた顔してる。助けられなくてごめん。



でもそんなことより(ごめんね皓太)、こっちでは喧嘩(?)が勃発している。






「智之、それどういうことやねん。」



「いや? なんか企んでそうな顔してたから牽制しといた。」



「...別に球取るくらいええやろ。それに変なことするつもりもないし。」



「ふーん、どうだか。」




なんやと!?と掴み合いでも始まるんじゃないかぐらいの言い合い。流石に止めないとまずいよな。





「...あのー。先程から何の言い合いですか? それにそろそろ練習時間になるので...」





そう言うと、菅野さんが皓太にそういうタイプ?と聞いている。皓太も話に着いていけている様で、はい、そうなんです。厄介です。と答えた。



2人にジト目で見られ、僕は目を反らした。...なんで反らしたんだろ。






「ぶっ! めっちゃおもろいやん!」



小林さんはそう言って大笑いしながら肩に腕を回して来た。菅野さんは驚いた顔しておいっ!と声をあげている。それに皓太も微妙な顔してる。




僕と小林さんは身長差があるから自然と僕が膝を曲げた状態となり、彼と目線が近くなった。









((強敵現る。...え、待ってもしかして他にも増える!?))

(皓太ぁー? おーい)

(...心配すんな、もういるから。)

(...!?)

(6とかな!)

(!?!?)





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# 13→←▽ 名前の呼び方



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さや - 柊樺さん» 楽しみにしてますが、あまり無理をしないで下さいね♪ (2019年3月14日 15時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» やっぱり甲子園は何かありますよね! 小話かなにかで主人公の高校時代の話を書けたらなんて思ってます! (2019年3月12日 17時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - 柊樺さん» やっぱり、あの試合でしたか! 甲子園の魔物を実感した試合でした。「勝って涙の中京大中京、負けて笑顔の日本文理」名言だと思いました。日本文理の投手は忘れましたが、中京大中京のエースは堂林さん。優勝決定時は外野手してましたが、彼はエースでした。 (2019年3月12日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます! その試合を参考に話作ってみました、さすがです!笑 リクエストなどあれば気軽に送ってください! (2019年3月11日 22時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - おはようございます。たまたま読んで、ハマってしまいました(笑) 主人公の高校時代の一戦は、日本文理VS中京大中京の決勝を思い浮かべながら読んでしまいました(時期は少し違いますけどね)。 (2019年3月11日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊樺 | 作成日時:2019年2月22日 13時

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