全部好きになるじゃん。

ラウールと電話 ページ29

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今、Aくんから電話がかかってきた。




ﾌﾟﾙﾙﾙ、ﾌﾟﾙﾙﾙ、



ラ「、、はい。」





湊「もしもし〜、ラウール〜？」





ラ「、、、Aくん、、」





湊「体調、大丈夫？じゃないか、、、」





ラ「うん、、、ごめんね、、、、」





湊「ううん。謝んないでよ。」





ラ「、、、ありがとう。」





湊「頑張り過ぎたかな〜。」





ラ「え？」





湊「ラウール、頑張り過ぎたかな〜って。」





ラ「、、、そうかもね、」





湊「うん。、、、辛そう、だね、」





ラ「うん。辛い、よ、、、」





湊「早くなんて言わないから、ゆっくりでいいから、また元気な姿見せてね？」





ラ「、、、うん。ありがとう。」





湊「落ち着いたら、めっちゃ抱き締めてあげるから！」





ラ「ふふ。ありがとう。Aくん。元気出た。」





湊「そっか。」





ラ「応援しててね？」





湊「ふふ。分かった。あ、おまじないかけてあげる。」






ラ「おまじない？」






湊「うん。ちちんぷいぷいぷいっ！」





ラ「ふふふ。なにそれ。笑」





湊「元気で笑顔になる魔法だよ。」





ラ「ありがとう。」





湊「ふふ。うん。じゃあ、またね。」





ラ「うん。おやすみなさい。」










湊「おやすみ。大好きだよ。」









俺も、なんて言う前に電話が終わった。

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