Honey Citrus ３

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「た、食べないでください……っ！///」




「うわ…！ちょ、おま……っ、」









バッ！って咄嗟に北山さんの肩に掛かってたバスタオル取って



そのまま頭から被せるようにして

北山さんの視界を隠す。









「おーい、佐藤？」



「……っ///」








多分私今めちゃくちゃ変なことしてる…、






わかってるけど……っ、








北山さんにタオル被せたまま、


その端っこ持って少し引っ張って

私のこと見えないように視界を妨げる。









だって…





多分今の私の顔、


真っ赤だから……っ////









「冗談だから、そんな怒るなって。」







無抵抗だけど、諭すようにそう呟く北山さんの声に








『お前さ、俺のこと嫌いじゃなかったの？』





今言われた言葉が頭に響いて

タオルを掴む手にぎゅ…って力が入る。









「……北山さんの、


　言葉遣い荒いとこが嫌いです……っ、」






「…あ？」






「あと、イケメンでモテるくせに全然気付いてないとこも嫌いです……っ、」





「あのなぁ…、…うわっ！」








北山さんが顔上げようとしたから


慌ててギュ、ってタオルの端を下げる。








…傍から見たらホントに変な光景。







だけど









「…でも、私は北山さんのこと嫌いなんて言ったこと……、

　１回も無いです……っ！」








目見てこんなこと言えないから……っ…。









「……、」









北山さん、何にも言わない…。







他にも沢山話さないといけないことあったのに



勢いでこんな訳の分からないことしてて…









また変なやつ、って思われたかな…。









口元きゅ、ってしたまま

何も言わない目の前の北山さんに、



どうしようも無く虚しくなって


下向いてぎゅ…って目つぶったら









「なぁ、お前のそういう所ホントずるい」




「えっ…」









思わず顔を上げたら


タオルの端を握ってた私の手に

そっと北山さんの手が重なって。








必然的にタオルが落ちて


視界が開いた北山さんと目が合う。









少し困ってるような、


どこか苦しそうな。






…これはどんな表情？









「あの……っ＿＿＿









瞬間、重なった手が北山さんの方へ少し引かれて。









甘い香りと共に、



北山さんの顔がぐっと近付いたと思ったら









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・・・えっ…








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そっと唇が重ねられた。







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