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【シルヴァがアヴァロンにいた頃】
イグニスが秘書をやってくれていたので何とかやっていけた。
「しかし秘書官は継続とは…世も末だな…白いのよ…」
「仕方ないよ、前者がなーんにも残してくれなかったんだから」
この辺に関してはルカさんにイライラしている…
何も自分が王を辞めるからってこれまでの資料全部燃やさなくてもいいじゃないか。
「はぁ〜リヴァに会いたい、抱きしめたい…くそぅ…」
「白いの、願望が口に出てるぞ…約束したのであろう?3年後に会おうと…」
「だけどなぁ…会いたいものは会いたいの、わかる?イグニス」
「わかる〜」
机に伏してるシルヴァはブーブー言いながら書類を作成していく。
「今頃、何してるんだろうな…」
「まぁ、常時こんな感じだったぞ」
イグニスがリヴァに暴露した。
「辞めてくださいよイグニス!」
シルヴァは怒っている様子はなく、むしろ喜んでいるような気がしてならないリヴァ。
「それで、リヴァは3年間何してたんですか?」
「魔力の向上と子育て」
淡々と応えるそれは…
「母様、本当にこれが僕の父親なのですか?」
ラインハルトが告げる。コレ。
「そうよ、コレが貴方の父親よ〜」
何故こうなったのか…
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