35 ページ35
寒い、死んでしまう…いや、死なないのだけど。
「寒いです!!」
完全防寒のシルヴァが叫ぶ。
「シルヴァさん、見てくれ!スカイツリー!」
ハヤトはスカイツリーとやらを雪で形作って遊んでる。
「クドさんも帰ってこないしもう辞めましょう!?死にますよ!これ!!」
室内に戻りたい…!
「あぁ、もう道は整備し終わったし…帰ってもいいかな…」
寒さを感じないアレフ…
「鳴かぬなら…溶かしてしまえ…ホトトギス…」
寒くて震えてるイグニス…何故かイグニスだけ薄着。
「そーう?俺寒くないケド!」
ルカが雪だるまを2個ほど作っている。
「もう嫌だ、帰る!寒くて無理です!」
室内
「…あっ、リヴァ虫が着いてるぞ」
リヴァの青い顔…
「嘘…でしょ…?」
「え、もしかし虫嫌い?取ってやるから…っ!暴れるな!!」
どさっ…。
「あ、逃げたっぽい…」
リヴァに覆い被さるクド
「よ、よかった…」
ほっとするリヴァ
真っ赤な顔のクド
「す、すまな…っ!」
何故謝っているのか分からないリヴァ。
慌てて上から退くとリヴァから距離を取る。
リヴァも体制を立て直すと胸を撫で下ろしてほっとする。
「よかったぁ…虫が嫌いだなんて…私もまだ子供ね」
ふにゃっと微笑む。
「…はーっ、可愛い」
両手を壁について項垂れる、顔が熱い。
「何か言った?」
キョトンとしている
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ