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いつにも増してやる気がないリヴァ。
「外は寒いし部屋の中も寒い…」
お布団から出られません。
何故か最近自分の部屋で寝てるリヴァは部屋にひとりぼっちです…
雪の降り積もる音も踏みしめる音も聞こえない部屋は静まり返ってます。
暖炉に火をつけて、温まるまでに紅茶を注ぎます。
本当はコーンスープが良かったんだけど。
この部屋には転移魔法が使えないような施しがしてあります。
コンコン、と2回ノック。
「はーい、開いてますよー」
そう言うとガチャッと部屋の鍵が開く。
「邪魔するぜー」
クドさん、何しに来たのでしょうか…
「タンクトップ…寒くないの?」
「おっ、珍しく服着てるな、いやー、外で雪掻きしてたら濡れちまってな〜、これから かまくら作るけど…来るかなーって」
少し考えて、まぁ寒いし
「寒いし行かない、部屋にいる」
「おー、了解」
クドさんはソファーに座ります、居座るつもりです。
「じゃあ作らなくていいな、俺も今日はここにいよー」
にしし、と笑うとカードを取り出してトランプタワーを作ります。
窓からアレフとシルヴァが雪掻きをしているのが見える、サボりだ…。
「なぁー、リヴァはさ〜」
必然的に話しかけてきますよね。
「なに」
「なんでそんなに死にたいの?」
「わかんないけど、死にたいの」
「へぇ、そんなもん?」
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