ラインハルト ページ4
プシュー…と音を立てて消えた魔法陣からはシルヴァにそっくり…とはいかないが似ている少年が出てきた。
「母さん…っ」
「貴方…誰ですか?なんでリヴァの魔法陣から出てきたんですか?」
シルヴァは怒っているのかただの拳銃を抜く…
「母さんが!」
シルヴァを見るとすぐに飛びつくラインハルトは混乱していて話にならない。
(煩いなあ…)
シルヴァは魔法陣を展開して拳銃を一つ創造する。
すると…
ゴンッ!!
と鈍い音を立ててラインハルトが吹き飛ぶ。
「あのですねぇ…話を聞いてほしいんでしたら少し落ち着いて?」
ラインハルトは何が起きたのか解らない…と目をぱちくりさせると暫くして笑い声をあげる。
「たははっ…やっぱり、父さんは父さんだなぁ…わかった、落ち着くよ」
すって吐いてを繰り返すラインハルトは立ち上がると。
「母さんが危ないんだ…彼処は危険だ…父さんしか助けられない」
「なるほど〜、でもその必要ないんじゃないですかぁ?」
突然。空中で黒い魔法陣を展開する…
リヴァが帰還した。
「ご馳走様でした〜、美味しい魔力だったわあ…そう、貴方たちにもお礼しなきゃ…」
黒い髪のおでこで赤いヘヤピンをしている女と黒と赤の軍服を着ている男。
「いーえ、こちらも観測者としてやるべき事をやっただけですよ〜!ね?」
女がにししと笑うと軍服の男は振り返って
「あぁ、支障のない範囲で…あ、おいベアトリーチェ」
ベアトリーチェはラインハルトに鎌を突き立てる。
「なぁに?だってさぁ…」
この人、美味しそうじゃない?
ラインハルトの目の前に割って立つシルヴァ
「美味しそうとは?」
「ふふっ、さぁ…深い意味は無いよ?」
それに、と鎌を締まってダンテの腕に抱き着くと
「覚えておいてね。みーんな、
黒い魔法陣の上に立つと2人は消える。
シルヴァがやれやれ…とため息を着くと
リヴァが何かの十字架を手に握る
「それ、なんですか?」
「さっきの子に貰ったの、なんでも…"守る"のに必要だから〜…って」
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