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「よいっ、しょっ......!」
もちろんこの箱が軽いわけがなく
メンバーが箱の中を見るなんて事はないと思うが
万が一の為に自分で運びたかったのだ
「わぁ、懐かしいな.....!」
荷物を運び終わった私は
ドアが開いている事を忘れて
のんきにアルバムの中身を見ていた
ヒラリ〜
「............!!!」
アルバムの間に挟まっていた
誰のか分からないトレカが宙を舞うようにして
部屋の外へと出ていった
HR 「ん.....? おい、なんか落ちてるけどーーー」
「ハルトくん見ちゃダメ......!!」
ドサドサッ
拾った物を見ようとしていたハルトくんに
私は焦って飛びついた
HR 「おー、大胆」
「わっ! ごめんなさい.....!」
無事にハルトくんの手から
自分の所にトレカが渡ったが
私が彼を襲うかのような体勢になっていた
しかもよく見ると彼のトレカで
ハルト君LOVE♡などの落書きがされていた
過去の自分をこんなにも殺したくなったのは
これが初めてだ
「ふぅ、危なかった.....」
HR 「なに、そんなに見られたくない物なん?」
「え.......!?」
何かを企んだように微笑んだ彼は
私を引き寄せて押し倒し
今度はさっきと逆の体勢になった
HR 「見せろよ」
「だ、駄目です......!」
無理やり私の手を掴み奪おうとしてくる彼を
私は必死に抵抗した
「ほんとにやめて.......!」
HR 「........!」
涙目になりながら叫んだ私を見て
ハルトくんは驚いたように目を見開いた
HR 「はっ、なんだよ、そんなに俺の事が嫌いか?」
髪の毛をぐしゃぐしゃとかきあげたハルトくんは
私の上からどいて立ち去ろうとした
私はその背中を見て 今声をかけないと
一生この関係のままかもしれないと
なぜか嫌な予感がした
「ハルトくん、待って.....!」
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haru - いやいや、あ、アサヒ言ってそう…って一人でなってるので(笑)主様のセンス大好きです! (2021年8月9日 12時) (レス) id: 15b914867e (このIDを非表示/違反報告)
Halie(プロフ) - haruさん» うわ〜ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!笑 アサヒくんの話たまたま書いてたんですけどなんかキャラ違うな〜おもたらすぐに言ってください!笑 (2021年8月4日 21時) (レス) id: 22dca65aae (このIDを非表示/違反報告)
haru - まだ、読み始めたばかりなのですが主様のお話面白いです!アサヒペンなのでできれば絡みをみたいです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年8月4日 19時) (レス) id: 15b914867e (このIDを非表示/違反報告)
Halie(プロフ) - _(:3」z)_さん» 主人公はメンバーにあまり異性という事を意識させたくない為ヒョンと呼んでいます。メンバーに甘える時はオッパになるかもしれません笑 (2021年8月3日 12時) (レス) id: 51ee5ce478 (このIDを非表示/違反報告)
_(:3」z)_ - 女の子視点なのであればヒョンじゃなくてオッパじゃないですか? (2021年8月3日 2時) (レス) id: e96ec0d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Halie | 作成日時:2021年8月1日 18時