memory 49 ページ6
〜剣城side〜
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俺がいつも通りに雷門中に登校して
いたら、Aさんがフィフスのバスの
タイヤに釘を刺そうとしている異様な光景を
目撃した。
剣城「………………。」
俺はその姿を見た瞬間、思わず言葉を失った。
本当なら、すぐにでも注意しなければ
いけないのだが、頭が真っ白になり、
思考が働かなかった。
だけど、俺はAさんに一つ言いたい。
『貴方は一体何をしているんですか。』
と…。
俺は身体と脳内に鞭をいれ、
Aさんに近づいた。
Aさんは釘をタイヤに刺す事に
集中している為、気づかない。
剣城「な、何してるんですか………?;;
Aさん…………;;」
俺が震える声でAさんにそう聞くと、
Aさんは石の様に固まった。
同時に顔から大量の汗が流れていた。
Aさんはロボットの様にゆっくり首を
動かし、俺を見た。
A「つ、剣城君……!;;ち、違う の……!;;
これは違うのよ……………!!;;
いや……!違わないけど……………!!;;:」
Aさんは俺を見ると
慌てて言い訳を発した。
剣城「………………。」
俺はそんなAさんの様子を
ただジッと見つめ、腕を組み、聞いていた。
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Aさんは俺の射抜く様な視線に
心が折れたのか、肩を落とした。
A「…す……すみませんでした…;;」
俺は謝罪の言葉を聞くと、腕を組んだまま、
大きく頷いた。
俺はAさんの頭に手を伸ばし、撫でた。
Aさんは驚き、目を見開いた。
剣城「……なんて…Aさんの事だから…
やろうとしてやらなかったんですよね…?」
Aさんはその言葉を聞くと、
困惑した表情を浮かべた。
A「え?え??
なんでわかるの???;;」
Aさんは疑問を俺に投げかけてきた。
剣城「あ、朝練もうすぐ始まりますね。
Aさん、行きましょう。」
俺はAさんの質問に答えず、
グランドの方に足を進めた。
A「ちょっ………!!;;
先輩の質問にはちゃんと答えなさい……!!;;
こらー!!待ちなさいよ!!!」
俺は後ろから聞こえるAさんの声を
無視し、足を進めた。
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・
剣城「…そんなの……あんたの事ずっと
見てるからわかるに
決まってんだろ………///バカ………!!////」
俺が赤くなる顔を片手で抑えながら、
そんな事を呟いたなんて勿論
あんたは知らない。
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サクラD - 続きが読みたいです!! (2013年2月13日 19時) (レス) id: 6764b8c44a (このIDを非表示/違反報告)
あげぱんだ(プロフ) - 剣城スノウさん» えっと、idを教えてくれれば、こちらでともきしときます (2013年1月16日 22時) (レス) id: 155b0d67de (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - 璃瑠さん» 返事遅れてすみません;マジですか!?(゚Д゚;)ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです! (2013年1月16日 21時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - あげぱんださん» ごめん、やり方がわからない;Twitterと似たようなやつ? (2013年1月16日 21時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
璃瑠(プロフ) - 最高ですね!!私感動しましたー・゜・(つД`)・゜・白竜君の純粋な愛情、もーたまりません!! (2013年1月6日 22時) (レス) id: d2a5dfb325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城スノウ | 作成日時:2012年11月29日 2時