†佰参拾参† ページ14
鍛冶場へやって来た。
そこには大量の資源が置いてある。
うん、政府もちゃんと支給してくれたようだな。
稲荷様に感謝しないと…………何かお礼した方がいいかな。
(まあその内向こうから来るだろうが)
『こんのすけも政府に掛け合ってくれてありがとう。
私を現世に置いて行ったのは、
これでちゃらにしてあげるよ』
こん《う"っ…………そ、その一件に関しては
面目ありません…………》
歌仙「資源はこれでいいかい？」
『ありがとうございます』
五虎「あ、あの主さま………
僕近侍なんて初めてで…………えっと、すみません」
『大丈夫。私も鍛刀初めてで
初めて同士でいてくれた方が安心するよ。
ｽｩ…………ﾊｧ…………』
私は大きく深呼吸を繰り返す。
ちょっと緊張してきた…………出来るかな。
と言うか本当に初めてやるし、
勝手が分からないから、不安でしかない。
とりあえず二振り試しにやってみる。
お手伝いで来てくれた歌仙様が言うには、
“とりあえず雅に話しかける”だそうだが、
言っている意味が分からなかったし…………
まあ、一先ずやってみよう。
手伝い札を使って…………直ぐに顕現出来るようにして。
集中すると、部屋が眩しい光に包まれる。
眩しくて目が開かない…………
ド派手な顕現の仕方だな！何も見えない。
??「ふむ、お前が今代の主か」
??「ず、随分小さき主だな」
そんな二つの声が降ってきて、
目を開けると…………な、なんか
もふもふしたのか二つある。
一つは白を基調としたもふもふ。
もう一つは赤を基調としたもふもふ…………
ゆっくりと見上げて行くと…………
…………高身長の化粧が特徴的な神様がいました。
歌仙「…………驚いた。
資源はそこまで入れてなかった筈なんだが」
五虎「………………」←放心状態
『え、っと…………』
巴形「ん？驚かせてしまったようだな。
申し遅れた、薙刀、巴形だ。
銘も逸話も持たぬ、物語なき巴形の集まり。
それが俺だ」
静形「同じく静形だ。
俺も銘も逸話も持たぬ薙刀…………
よろしく頼む、主ぃ…………」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冷泉 雪桜(プロフ) - tomo10260403さん» コメントどうもありがとうございます！薄桜鬼も読んでくださって……感謝でしかないですね！これからもよろしくお願いいたします (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - 冷泉 雪桜さまの作る作品の虜になりました！薄桜鬼も刀剣乱舞も一気に読んでしまって、小説を読むのが苦手なほうなのですが、のめり込むようにするすると入ってくる文章に、夢中です！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年9月6日 1時
