検索窓
今日:49 hit、昨日:479 hit、合計:932,551 hit

No.74 ページ26

「Aさん!お久しぶりです!待ってましたよ!!」

「Aお姉さん久しぶりー!」

「あれ?皆もう来てたの?早いね。」

案内された控え室に入ると、園子ちゃん、蘭ちゃん世良ちゃんにコナンくんに毛利探偵と…知らない顔が1人…。

「Aさん!紹介するわ!私のママの…!」

「鈴木朋子です、よろしくお願いしますわ。峰崎Aさん…。」

そう言って私に手を差し出してくる。

「よ、よろしくお願いします…。」

なんかこの人苦手だな…。そう思いながらも握手を交わす

「ママが、キッドに惚れられたAさんがどんな人なのか見たいっていってて連れてきたの!」

あー、そゆこと。物珍しさで来たって所か。

「あのキッドをたらし込む女性がどんな方か…気になりまして…テレビ拝見しておりましたわ、まるで本物のシンデレラの様に美しくて…。」


「そんなお世辞やめてくださいよ、私なんか全然…!」

なんか怖いこの人…品定めされている気分だな…。


私は内心で怖がっていると


「あら、お世辞じゃないですわ。実際にお会いして確信しました…。」

そう言って私にニヤッと笑いかけてくる奥さん。

「えっと…何を考えているんですかね…。」

私達のやりとりに控え室にいた皆はこちらを見ている

「ねぇ、Aさん…。キッドに惚れられているなら…もっと惚れさせてみません?なんなら今日は貴女はそのままキッドに盗まれません?」

「……え?」

奥さんのとんでもない一言に皆が驚きの声をあげた

「奥さん!?あんた何言って…!?」


「ママがそんなこと言うなんて…!?」


「なに、ただで盗ませる事はない…むしろ、貴女がキッドを盗めばいい…。」


まさか…。

言いたいことがわかって、私は顔を引き攣らせながら尋ねた


「…それって、私にキッドにハニートラップを仕掛けろって事ですか…?」


「あら、物分りもよろしいのね。話が早くて助かるわ。」

「…!」

皆と私は声を上げて驚いた。上司は目を見開いて私を見た

「…なるほど。気奴を虜にさせ、油断した所を縛り上げる…。」

相談役がなるほど…と呟く。これは嫌な流れだ…。というか、弟にそんな真似をしなくちゃいけないのは避けたい

「や、やめた方がいいかと…思いますが…。」


私はそう顔を引き攣らせながら否定すると



「…僕としてもその案は賛成しかねます。」

隣にいた上司は私を少し抱き寄せてそうハッキリと言った。

「…!」

その時の上司の顔は真面目に少し怖く感じた

No.75→←No.73



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (898 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2652人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Kei(プロフ) - 続きが気になりすぎる!!!更新待ってます!! (5月6日 23時) (レス) @page39 id: d6b466aa56 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。