No.74 ページ26
「Aさん!お久しぶりです!待ってましたよ!!」
「Aお姉さん久しぶりー!」
「あれ?皆もう来てたの?早いね。」
案内された控え室に入ると、園子ちゃん、蘭ちゃん世良ちゃんにコナンくんに毛利探偵と…知らない顔が1人…。
「Aさん!紹介するわ!私のママの…!」
「鈴木朋子です、よろしくお願いしますわ。峰崎Aさん…。」
そう言って私に手を差し出してくる。
「よ、よろしくお願いします…。」
なんかこの人苦手だな…。そう思いながらも握手を交わす
「ママが、キッドに惚れられたAさんがどんな人なのか見たいっていってて連れてきたの!」
あー、そゆこと。物珍しさで来たって所か。
「あのキッドをたらし込む女性がどんな方か…気になりまして…テレビ拝見しておりましたわ、まるで本物のシンデレラの様に美しくて…。」
「そんなお世辞やめてくださいよ、私なんか全然…!」
なんか怖いこの人…品定めされている気分だな…。
私は内心で怖がっていると
「あら、お世辞じゃないですわ。実際にお会いして確信しました…。」
そう言って私にニヤッと笑いかけてくる奥さん。
「えっと…何を考えているんですかね…。」
私達のやりとりに控え室にいた皆はこちらを見ている
「ねぇ、Aさん…。キッドに惚れられているなら…もっと惚れさせてみません?なんなら今日は貴女はそのままキッドに盗まれません?」
「……え?」
奥さんのとんでもない一言に皆が驚きの声をあげた
「奥さん!?あんた何言って…!?」
「ママがそんなこと言うなんて…!?」
「なに、ただで盗ませる事はない…むしろ、貴女がキッドを盗めばいい…。」
まさか…。
言いたいことがわかって、私は顔を引き攣らせながら尋ねた
「…それって、私にキッドにハニートラップを仕掛けろって事ですか…?」
「あら、物分りもよろしいのね。話が早くて助かるわ。」
「…!」
皆と私は声を上げて驚いた。上司は目を見開いて私を見た
「…なるほど。気奴を虜にさせ、油断した所を縛り上げる…。」
相談役がなるほど…と呟く。これは嫌な流れだ…。というか、弟にそんな真似をしなくちゃいけないのは避けたい
「や、やめた方がいいかと…思いますが…。」
私はそう顔を引き攣らせながら否定すると
「…僕としてもその案は賛成しかねます。」
隣にいた上司は私を少し抱き寄せてそうハッキリと言った。
「…!」
その時の上司の顔は真面目に少し怖く感じた
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Kei(プロフ) - 続きが気になりすぎる!!!更新待ってます!! (5月6日 23時) (レス) @page39 id: d6b466aa56 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時