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No.51 ページ3

千「…相変わらずポーカーフェイスが下手ね。」


楽しそうに笑いかけてくる千影さん


「……いざって時はできますよ…。」



私は恥ずかしくなり目を逸らした



「というか…この時の…見ていたんですか?」


千「えぇ、リアルタイムでたまたま見ていたのよ。シンデレラ、とても綺麗だったわよ。



その時に、微かに写った、貴女を必死になって手を伸ばす彼が目に入った…。いい”王子様”じゃない。かなりイケメンで。」




そう言って画像を眺める千影さんに私は溜息を混ぜて答えた



「…顔は人気ですよ。世間では。さっきも話しましたが…私にとっては意味のわからないムカつく上司です。」



思い出しただけで、腹が立つ。



私はイラついた顔でそう無愛想に答えると



千「…はぁ…ツンデレ鈍感も程々にしなさい。王子様が可哀想よ。」



そう言って溜息をつかれた。



「いや、ツンデレ鈍感って何なんですか。ツンデレでも鈍感でもないです。あと、上司です。王子様ってやめて下さい。」



何故溜息をつかれなくてはいけないんだ。



むしろこっちがつきたい側なのに。



千「……いい?A。よく聞きなさい?」


唐突にそんな事を言われて、思わず背筋が少し伸びる

「えっ…。は、はい。」


千「貴女は私の娘よ。最高に美人で可愛いわ。自信を持ちなさい!あと、もっと”信じてあげなさい”。」


「━━━━。」


真っ直ぐな目でそう言った千影さん。


私の何かが…深く突き刺さる


「……娘…か。貴女は本当に…。」



私は目を閉じて静かに笑い、「わかりました。」と、そう答えた。


「…千影さん。いや、2人には……本当に感謝してもしきれません…ありがとうございます…いつも…。」



千「私達の家族なんだから当たり前じゃない。大切な一人娘…。いざとなれば遠慮なく、快斗を使いなさい。”弟”なんだから!」



「いや、使うって…。」



相変わらず人使いは荒らそうだな。私は千影さんの言葉に嬉しく思いつつも、苦笑いを浮かべた



千「ね、もっと聞かせて?王子様の事。どんな性格?出会いはどんな?」


千影さんはワインを片手にそう尋ねてくる


「…あんまり多くは話せませんよ。」


あの人…立場上的にも詳しく話せないんだよなぁと考えながら、私は苦笑いを浮かべ、ワイングラスに入ったワインを飲み干した。

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Kei(プロフ) - 続きが気になりすぎる!!!更新待ってます!! (5月6日 23時) (レス) @page39 id: d6b466aa56 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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