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No.7 ページ8

波乱だった朝食を食べ終え、私は自室でいつものスーツに着替えた


そしてリビングに戻ると髪を乾かし終えており、私服姿の上司がそこにいた


私服だから今日は安室透か、バーボンのどっちかなのかなと考えた。



「私そろそろ行きますね。まだここにいますか?」

そう聞くと、「いや、俺ももう行く。」と返事される


零「送る。ちょっと待ってろ。エンジン掛けてくる。」


そう言った上司は荷物を持ってリビングを後にした



リビングに残された私はボソッと呟いた


「……変な所優しいよな。あの人。」


昔からそうだ。いつもからかうし、私には厳しい所もあるけど変な所優しいから調子が狂う


昨日の夜もそう、迷惑かけてしまったのにいつも通りからかって終わった


そう考えている内に玄関から「早く来い」と声が聞こえたから私は返事をしてリビングを後にした


━━━━━━

警視庁前で車が止まる


扉を開けようと手をかけるが、上司がサッと降りて助手席の扉を開け、エスコートされる。


「…ありがとうございます。」


エスコートされてむず痒い思いをしながら私はお礼を言った


零「もしかしたらしばらく顔を出せないかもしれない。風見にも伝えておいてくれ。」


そう言われ「わかりました。お気をつけて」と返す


零「………。」


無言で私の顔をじっと見られる。



「…どうしました?降谷さん?」


零「あ…いや……。」



何か言いたそうにしている上司に私は首を傾げる


零「……もしまぁ、余裕が出来たら…ポアロに来てくれ。」


「え?ポアロにですか?大丈夫なんですか?私が行って…。」


別に私は構わないが公安で立場を知っている私が行ってもいいのだろうかと疑問に思うと


零「偽名…そうだな。苗字だけ変えろ。後は俺がカバーするから。」


待ってるから。そう言って私の顔を見ないまま車に乗り込み、そのまま走り去って行った。


「……なんだったの?」


私はしばらくポカンとしていたが、まぁ、考えるのを諦め、職場に足を向かわせた



━━━━━━━



車を走らせながら溜息をつく


「…あれほど鈍感なのも考え用だな。」


赤信号で車を止めると、はぁーと息を吐きながら座席に寄りかかる


「……”執着”と”誘惑”」


俺は今朝の出来事、キスした箇所を思い出し、そう呟いた。

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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時

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