No.5 ページ6
零「なぁ……A……?」
そう囁くように私を呼ぶ上司
「は……はいっ!」
今度は何を言われるんだ。私をどーするつもりなんだ。
既に限界を迎えていた私は目をぎゅっと瞑った。
零「……お前が想像してた事は起きてないからな。」
「……はい?」
私の頭は一時停止をした
零「”一線越えた事はしてない。”そこは安心しろ。」
……一線越えた事はしてない。
上司は私から離れて身体を起こし、ベッドから降り、身体をグッと伸ばしていた
「……私本気で何したんですか?」
ゆっくりベッドから身体を起こした私は顔を俯かせたまま尋ねた
零「爆睡したお前を部屋まで運んで、帰ろうとした俺を寝ながら泣きつかれ帰るなーって言われた
で、仕方なく俺も泊まる羽目に。ま、積極的だったのは真実。色々大変だったんだぞ。」
「…色々とは?」
零「ベッドに寝かせた途端いきなり起きて服脱ぎ出すし、俺はソファーで寝ようとしたらいきなり抱き着かれてベッド連れ込まれるし。」
上司は頭を掻きながら「シャワー借りるぞ」と一言言って部屋を出た
部屋に1人になった私はベッドにうつ伏せに倒れ込む
「あーーーーー!!!」
恥ずかしさ、イラつき、後悔、色々積もりに積もったものを吐き出す様に、私は枕に顔をつけ、足をばたつかせて叫んだ
いや、一線越えてないよ!?
でもそれでも何やらかしてんの私ぃい!!?
つか!騙すような事をするな!言うなよ!!ふざけんなあの野郎!!!
つか…
先程までされていた事を全てぶり返す様に思い出してしまう
「〜〜っ!!!!」
また身体中の温度が一気に上昇する
あまりの恥ずかしさ涙を浮かべ、呟いた
「絶対違う…ハニトラ……ハニトラ…からかって楽しんでいるだけ……。」
ぜっだい"ぢがう"がら"っ!!!!
そう枕に顔をつけたままブツブツと呟いた
しばらく顔なんてあげることが出来ず
上司がシャワーを浴びている音だけが虚しく微かに聞こえてきたのだった
━━━━
シャワーを浴びながら呟いた
「……危なかったな。」
はぁぁ……と盛大に溜息をつき、髪をかきあげた
「…こっちの立場にもなれよ。」
シャワーの温度は低めに設定したのに
何故かそれでも熱く感じた
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時