No.38 ページ40
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Aは、部屋を勢いよく後にした。
そして楽しげだった雰囲気から一転。シンっと静まり返る。
しばらくして風見が静かに口を開いた
風「降谷さん…流石にあれは…。」
風見はジト目でこちらを見てくる
「降谷さんすげぇ…。」
「色気の暴力だろ…あれは。」
「俺でも耐えられねぇわ。」
「俺女だったら死んでる」
部下達は俺の先程の行動を見ていたらしく、すげぇと声を漏らし始める
俺でもあれはちょっとやりすぎたかもと思ったが、むしろあれくらいの方がいいかと思い直す
じゃなきゃ、からかい甲斐もないし、アイツは意識しないだろう。かなりの鈍感だから。
割と手応えはあった。あそこまで顔を赤らめたんだ。俺は思わずニヤけそうになる。
俺は部下達を見て
「お前らな…俺はただ"話をしていただけ"だぞ?」
そう言って笑ってやった。
部下達は俺の顔を見てギョッとした顔をした。
さて、俺も本気でいかせてもらおう。
あそこまでやられたんだ。お礼はしっかりとな。
俺も静かに立ち上がり、部屋を後にした
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風(…応援はしたがAが気の毒に思い始めてきたな…。)
酒を煽りながらそう考える
あの上司は色気の限界値を知らない
顔は笑っていても、目が最高にギラついていていた。
まるで獰猛な肉食獣の様な上司に好かれてしまった可哀想な部下を、俺は潰されないように支えてやるしかないな
部屋を出ていった降谷さんの背中を見て、覚悟を決めた瞬間であった。
そしてその考えが他のメンバーも同じなのか
苦笑いを浮かべていたのだった。
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時