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No.37 ページ39

零「なぁ。A。あっちでさっきどんな会話をしていたんだ?」


黙々と飲んでいる私に、唐突に話し掛けてくる上司。私は驚いて肩をビクつかせる


「え!?あ…。じょ、女子会って名目だったので、友達の恋愛話だったり結婚話ばっかですよ。」


私は何故か目を泳がせてそう答える


零「ふーん…Aは何か話したのか?」


上司はグラスをそっと置いて、テーブルに頬杖をついてこちらを微笑みながら見てくる


これは…何が起きている。え、尋問??


混乱している中でも私は必死に答える


「いや…ずっと会話を聞いてましたよ…。そういうネタ私は無いし…。」


零「へぇ…。そうなのか。」


すっと目を細めて妖艶に笑い私を見る。
酔っているのか頬がほんのりと赤く色付いていてなんとも言えないものを醸し出している。


というか、この空気感何!?なんか空気が私達の周りだけ怪しげな雰囲気になっている気がする


風見さんに助けを求める様に見るがこっちを向かない。

同僚や後輩、先輩達皆の方を見るが、談笑してて気づいてくれない。同僚や後輩何人かと目は合うが、何故かすぐ逸らされる。何で!?


「えっ…と。降谷さ「Aはさ……。」


ゆっくりと口元に弧を描がかせ、目を細め、私としっかり目を合わせてくる上司


そして何かを話し始めるのか微かに口が開かれる、その口元が私には凄くスローモーションがかかったかのように遅く見える


怖い、怖い。何!?何なのこれは!?


私は謎の恐怖と展開にパニックを起こし、身体中の温度が最高値まで跳ね上がる。ついに耐えられなくなり思わずガッと音を立て立ち上がった


上司とそして周りにいた人達皆が目を丸くして見てくる。


「……驚かせてすみません。御手洗借りるだけです。」


私は俯きながらそう答え、早足で襖に向かい、ガッと開けた。そして素早く襖を閉めて部屋を後にした

そして私は全力で走って御手洗のある方に向かった。



御手洗に逃げた私は、辿り着くなり壁に寄りかかる


「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!死ぬかと思った!!!」

息を盛大に吐き、息を切らした


鳥肌が止まらない。あれはなんだ!?



鳥肌のたった腕を全力で擦った。


鏡を見ると酔ったのか何なのかわからないが、私の顔はまるで成熟した林檎の様に真っ赤に染まっていた

「勘弁してくれよ…。恋愛偏差値ないよ…。」



私は壁にズルズルと寄りかかり、そしてその場でしゃがみ込んだのだった。

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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時

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