No.33 ページ35
「可愛い…。」
友達の1人がそう呟いた。
「…は?どうしたの?皆。」
様子がおかしい皆にそう問い掛けた
「あんた…今まで恋愛も何もしなかったからてっきりもうダメかと思ってたのに…!!」
友達皆は泣きながら私の背中をバシバシ叩いてくる。
「痛った!?」
皆本当にどーした!?
戸惑う私を無視して、友達は相変わらずビールを飲み、泣きながら私の背中や、頭、肩を叩いてくる
ダメだ。もう皆完全に出来上がってる…。
お酒に強い方の私はまだ平気だが、友達皆はそこまで強くはない。
こりゃ、早めに切り上げるしかないか。
そう考えていると、友達は
「あんたのこと応援してるからね!!」
「結婚式絶対呼べよな!」
と泣きながら相変わらずバシバシ叩いてくる
「いや!意味わからないし!てか痛いわ!」
ダメだ。もう切り上げさせよう。
私は友達の手を払い、席を立った
仕方ないから全員分のお金を払う。
そしてタクシーを2台呼び、友達の住所それぞれ運転手に伝え、無理矢理友達を乗せた。
「よし…。」
一息ついた私は、御手洗を借りようと足を向ける
「…A?」
私は声をかけられ振り返った
「あれ?なんでここに?」
そこには同じ公安の同期の1人がいた。
「あ、お前先に帰ったから聞いてないのか。公安のメンバーで飲み会してたんだよ。何、お前らここで飲んでたの?隣じゃん。」
そう言って同期は、私達が飲んでいた個室の隣を指差す
私は一気に酔いが冷めた。
「公安メンバー…って誰いるの?」
「え、2人いないけどあとは全員いる。珍しく降谷さんと風見さんもいるぞ。」
「うわぁ……。まじか。」
ま、まさか聞かれて…。いや、周りは騒がしいから大丈夫…大丈夫か?上司は耳は驚く程いいんだった…様な…。
「あ、Aも入るか?」
そう言われた。
「あー…大丈夫かなー…酔いが回っちゃってるし…。」
早い内に帰ろう……。私は後ずさりしながら自分達のいた部屋に入ろうとする。
すると隣の部屋の襖が開く
零「なんだ。Aも飲んでいけよ。な?」
何故か機嫌のいい上司がそこにいた。
部屋から出てきて、私の手を引いた。
「あっ……はい。」
すっかり酔いが冷めた私は引き攣った顔で公安皆がいる部屋に連れられて入った。
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時