No.27 ページ29
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俺はシャワー浴び、扉を開けた
「……A?」
着替えてアイツがいた部屋に行ったが、ドレスがハンガーにかけられていて、俺が渡したスエットが置いてあった
そしてテーブルの上にメモが置いてあった
『今日は迷惑おかけしてすみませんでした。
これ以上迷惑おかけする事は出来ませんので今日は帰ります。
降谷さんに迷惑かけてしまいましたが、正直に言うと降谷さんが助けに来てくれて、シンデレラに本当になったみたいで楽しかったですよ。ありがとうございました。ドレスは後日取りに行けたら行きますね。
PS 回し蹴りに関しては謝るつもりないですから。』
メモ用紙ギリギリまで小さな文字で書いてあるアイツの手紙。
俺はそれを読んで声を出して笑った
ドレス姿のあいつが脳裏に浮かぶ
白い肌に青のドレス、風に微かに靡く綺麗な髪。
蒼の涙が映えて、そしてどこか儚く、凛々しさも感じられた。
━━━悔しいが怪盗キッドがAをお姫様抱っこをしている姿があまりにも絵になっていて
俺でも見惚れた。
だからこそ、俺は焦ったし、悔しかった。
イラついた。自分にも。キッドにも
アイツを無理矢理ここに連れてきて無理矢理誓いを立てさせた
キッドに1人で会うな。
俺を見てほしい。名前で呼んでくれ
━━━━そしてもう二度と、俺の前から居なくならないでくれと。
Aが目の前でいなくなるあの感覚はもう二度と味わいたくはない。
あれはもう脅しだ。
俺は手を強く握り締めた。
あんな形でも、脅しになっても失いたくない。
「━━━━"シンデレラになったみたい"……か。」
お前は俺にとってはシンデレラみたいなものだ。
アイツが好きだから
守りたいから
ガラスの靴なんてなくても
いなくなったら探し出して、迎えに行くまで
俺の嫉妬の深さと欲望、執念深さに思わず笑う。
「俺は"王子様"じゃない。」
そんな優しいものになれない
あくまで"降谷零"として
お前を守る為なら何でもやってやる
お前を絶対振り向かせてやる。
「あと、"降谷さん"じゃない。"零"だって言っただろうが…。」
次会ったら弄ってやろう。
━━━━━━━アイツに盛大に蹴られた背中の跡をそっと手でなぞる
「ヒールは流石に痛い…。」
これに関しては真面目に文句言ってやろう
俺はフッと笑い、引き出しにある (湿布を取り出し、背中に貼った
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時