【安室透】からかい上手の上司さん【降谷零】

No.1 ページ2

「くっそ…眠い。」

重い瞼を擦りPCと向かい続けている

私、峰崎Aは残業に明け暮れていた。

仕事は遅いから残業ではない。むしろ逆

仕事早く終わるから多く仕事を配分され、そして終わらないと言う形である。

今やっている仕事は私の上司に値する人、降谷さんの分をしている。

彼は現在黒の組織に潜入している身分。

時に『安室透』

時に『バーボン』

時に『降谷零』

この3つを使い分けている。彼の方が大変だろう。

だからせめて彼と連絡を取りあえる私と風見さんが彼の負担を減らそうと動くこともある。

私はPCから目を離し天井を見るように顔を上げた

「もー…限界…。」

ゆっくり瞼を閉じた









？？「ここで寝るな…A…。」

「ひぃ！！？」


いきなり耳元を囁かれ飛び起きた


？「お、起きたな。お疲れ様。」


私はバッと振り返るとそこには私の上司、降谷さんがいた。

「ちょっ…！！いきなり囁かないで下さい！」

変な声出ただろーが！恥ずかしい！

私がキッと睨みそう言うと、

零「わかったわかった。悪かった」

そう言ってククッと笑いながら謝ってくる。こいつ絶対反省してねーだろ！

あー最悪！絶対顔赤いし…。

「て、てか…この時間に珍しいですね。」

零「あぁ、仕事溜まってしまっているかと思ってきた。俺の分もやってくれてるんだろ？」

そう言って私にぐっと近づきPCの画面を見る

マウスパッドに手を重ねられ逃げ場がなくなる

ちっ…！！近い！

思わず声を失う

そんな様子の私に構わず彼はそのままPCを操作している。

顔が私の真横にあるこの状態は流石に耐え難いものがある。

チラッと横目で見る

くそ、相変わらずの美形で腹立つ


零「そんなに見つめて、俺の顔そんなに好きのか？」

PCに目を向けたままそう言い放つ上司にカッとなる

「違います！距離が近いです！離れて下さい！！データ渡すんで！！」

そう言ってUSBメモリにデータを移そうと操作しようとしてマウスをうごかそうとする

零「俺の仕事もうこれだけだろ？ならこのままでいい。さっさと終わらすぞ」

そう言って黙々と作業をする。

ずっと顔が真横にあって、手は重ねられていて

とにかくこの状態は私にとっては辛い状態だ。

真剣に操作してるからもう何も言えないし…

……男の人らしいゴツゴツしていても綺麗な指

なんか…降谷さんの匂いも…落ち着く…


って、だめだ。変態になる。


別のこと…別の事考えろ…



私は目をぎゅっと目をつぶった

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