看護師の君に恋をした 【青葉城西】

7話 及川side ページ11

及川side

ついに採血の時間がやってきた...去年のことを思い出すだけで鳥肌が立つ...


恐る恐る保健室に入る...

そこには若い看護師さんが座っていた｡

俺と歳近そうだけどいくつなんだろうか...



いろいろ考えていたら俺の番が来た…



及｢お、及川徹です。よろしくお願いします｡｣


やばい緊張したのバレた？


白｢はい、じゃあ腕出してください｡｣



男で怖いってのもかっこ悪いと思うけど、怖いもんは怖い...


俺が恐怖に怯えてる間に看護師さんはテキパキと準備を始める...


白｢んー血管が見えないな...ちょっと腕触ってもいいですか？｣


及｢あ、はい。｣


あれ？去年の看護師さんって腕なんか触ってたっけ？


白｢及川くんもしかして採血怖い？｣


ば、ばれてる｡



及｢はい、ちょっとトラウマになってて...｣


白｢まぁ、採血好きな人なんていないよね〜私も苦手だし。男の人は痛いの弱いって聞くから｡｣


及｢そうですね...｣


白｢じゃあ痛くないようにおまじない掛けてあげます！｣


及｢え？｣


白｢及川くん横向いてて...すぐ終わらせるから！｣


及｢あ、はい...｣


針の痛みが来るがそれ以外の痛さは何も感じない...



この看護師さん採血上手だ...



白｢はい、終わりましたよ？｣


及｢あ、ありがとうございました！｣


白｢お疲れ様！｣


あの看護師さんと喋るの楽しかった｡採血も上手かったし...文句無しじゃん！



及川side終わり！

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