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第134話 届いた…? ページ47

貴「…。」

佐藤「…がんばって!」

貴「はい…。」

お風呂を出、部屋に入る時に佐藤さんがエールを送ってくれた…。

貴「すぅーー…はぁーー…。」

深呼吸して、部屋のドアを開いた。

蒼井「A!!!」

入った途端に私を大きな声で翔太が呼んだ。

貴「…何…?」

蒼井「ここに来て、目を瞑って!!」

ここにと言われて翔太の前に行くと、半ば強引に座らせられ、目を閉じてと真剣な表情で言われた。

なんだろう…。

私は目を閉じた…。すると、右手の中指に何かがはまった。

蒼井「いいよ…。目、開けて…?」

貴「…」

私はゆっくり目を開けた。

貴「…!こ、れ…。」

蒼井「うん。この前あげたペアリング。さっき友梨奈ちゃんが持ってきてくれた。」

貴「…ッ!」

蒼井「クスッ…。泣かないで?」

貴「ごめッ…!」

蒼井「…A。」

貴「…?」

蒼井「今度、僕が指輪をあげる時は…。」

翔太が私の左指に自分の指を絡めて私を抱き寄せた。

蒼井「…左手の薬指にはめてあげるね…。」

貴「!!…ッ!うッ…!」

蒼井「だから、その時まで待っててくれる?」

貴「う…ん…!」

蒼井「…また、指輪を買ったら言うからね。」

貴「うん…!…ごめ、なさい…!ごめんなさい…!」

蒼井「…どうして謝るの…?」

貴「さっき…「信じられない」って言ったけど…あれは、嘘だからね…。」

蒼井「!!」

貴「いつも、素直になれなくて翔太にひどい事言って傷つけて、自分勝手なのは私なのに…!」

蒼井「!?…そんなことないよ。…僕ね、Aになら裏切られてもいいななんて思ったりもするの。傷つけられても、僕は多分君のことが好きだから。」

はにかんだ笑顔で言った。

貴「…それは…。」

蒼井「もうほんと、こんなに誰かに夢中になったの初めてだよ…。」

貴「…。私も…。」

蒼井「僕から、離れないでくれる?」

貴「うん…。」

第135話 お休み…。→←第133話 素直な言葉…。



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設定タグ:株式会社S , 蒼井翔太 , 最先端の消しゴム   
作品ジャンル:恋愛
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最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - みれぃさん» コメントありがとうございます!!Twitterのアカウントは「@ASHOWT」か、最先端の消しゴムでやってくれたら出てくると思います! (2016年1月9日 22時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
みれぃ(プロフ) - いつも読ませてもらってますー!! これからも更新頑張って下さいー もし、よかったら、Twitterのアカウントとか教えていただきたいです!! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 5e7f49e174 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 凄いです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: 814316926e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!!ほかとは違いますか!?私もよくわかってないのですが、いつの間にかこんなふうになっちゃって…笑 (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月10日 19時

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