検索窓
今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:73,623 hit

第124話 和解。 ページ37

佐藤「ごめんね。何も気づけなくて。」

貴「いえ…。」

友梨奈「あ、それでですね。佐藤さんにお話があるのですが…。」

佐藤「はい?」

友梨奈「貴女の株、こちらで買い取らさせていただいてもよろしいですか?」

佐藤「…え?」

友梨奈「そのかわり、もっといい設備の事務所をご用意しますが…。」

佐藤「どういうこと…?」

友梨奈「実は、雪城家は、結構な数の別荘がありまして…その一つを今まで通り皆さんでシェアハウスとして使いながら事務所として使えないかと思いまして…。一度見に行かれますか?」

佐藤「…なるほど…。わかった、じゃあ私見に行くよ。」

友梨奈「わかりました。」

佐藤「みんなは先に事務所に戻ってて。」

新田「あ、はい!」

μ「了解です!」

Feylan「はーい。」

翔太「はい!」

貴「…。」

佐藤「もちろんAちゃんも戻るんだよ?」

佐藤さんが振り返り、私を見てそう言った。

振り返る姿が、一瞬本当のお母さんみたいにみえた。

貴「…おか、さん…。」

佐藤「え…?」

佳美「?…あ、何か今日の佐藤さん、Aのお母さんに似てる!!」

蒼井「?…あ、言われてみれば…。」

一度写真を見たことがあるふたりは、社長を見ていった。

佐藤「…何言ってんの!あんたがS入ってきた時点で、あんたは私の娘でしょう!あんたに帰る場所がなかったら、私達があんたの居場所になるんだから。」

貴「!!」

佐藤「貴方の家族は、私達でしょ?」

貴「…。」

私の中でプツンと、音が切れる感じがした。

私は、耐えていたものを全て出してしまった。

貴「うぅッ…!くぅッ…!わぁぁぁぁぁああ!!!!」

佐藤「そうそう。泣きな。嫌なこと全部吐き出せばいい。」

泣いている私を、佐藤さんが優しく抱きしめてくれた。

第125話 戻ってきた、→←第123話 結末は…。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:株式会社S , 蒼井翔太 , 最先端の消しゴム   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - みれぃさん» コメントありがとうございます!!Twitterのアカウントは「@ASHOWT」か、最先端の消しゴムでやってくれたら出てくると思います! (2016年1月9日 22時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
みれぃ(プロフ) - いつも読ませてもらってますー!! これからも更新頑張って下さいー もし、よかったら、Twitterのアカウントとか教えていただきたいです!! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 5e7f49e174 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 凄いです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: 814316926e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!!ほかとは違いますか!?私もよくわかってないのですが、いつの間にかこんなふうになっちゃって…笑 (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。