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第118話 それから…。 ページ31

それから、色々な嫌がらせが続いた。私の嫌な噂を流したり、私の演技 が下手だから使うなとお金で監督を操り、私の物をいろいろとぬすんだりもした。

だから私は、大切なものを全て事務所に置き、いらないものだけを持ち歩くようにした。

幼稚っぽい嫌がらせだな…。全く。

そんな時…。

事務所に戻ると、翔太が笑顔で迎えてくれた。なんか、企んでそうな笑みだ…。

貴「…何?」

蒼井「これ!あげる!」

貴「…え?」

蒼井「ペアリング?っていうやつでさー!可愛いのあったから買ってきた!」

貴「…ありがとう…。」

蒼井「つけてあげるから手、出して?」

貴「うん!」

翔太は私の指に指輪をはめた。

貴「…綺麗。」

蒼井「でしょ!おそろいだよー!」

貴「うん!」

私は、次の茉莉花さんと共演するアフレコで、その指輪をつけていってしまった。

貴「…。」

茉莉花「あら?いい指輪してるじゃない!その指輪、くださいな。」

貴「嫌です。」

茉莉花「なぜ?」

貴「貴方には関係ないじゃのいですか。」

茉莉花「…蒼井翔太にもらった…でしょ?」

貴「ッ…!」

茉莉花「ふふっ!正解みたい。…その指輪、あなたには似合わないわ!」

そう言って私から無理やり指輪を取り上げた。

貴「返してください!」

茉莉花「いやよ!これは私のなんだから!」

茉莉花さんはその指輪を持って、逃げるように帰っていった。

そして…私から翔太に買ってもらった服や、アクセサリーを事務所に誰もいない時に部屋に入ってとっていった。…でも、私は、それを翔太に言うことが出来なかった。

そんなある日…。

貴「声優陣が集まってのパーティーですか?」

佐藤「うん。主催者は、雪城家のおじさまだって!」

貴「…え…。」

佐藤「うちの事務所からは全員呼ばれてるから。行くよ。」

貴「…あの、それって絶対に行かないといけませんか?」

佐藤「うん!もちろん!」

貴「…そう、ですか…。」

私は仕方なく、そのパーティーに行くことになった。

第119話 パーティー当日。→←第117話 はぁ…。



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設定タグ:株式会社S , 蒼井翔太 , 最先端の消しゴム   
作品ジャンル:恋愛
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最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - みれぃさん» コメントありがとうございます!!Twitterのアカウントは「@ASHOWT」か、最先端の消しゴムでやってくれたら出てくると思います! (2016年1月9日 22時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
みれぃ(プロフ) - いつも読ませてもらってますー!! これからも更新頑張って下さいー もし、よかったら、Twitterのアカウントとか教えていただきたいです!! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 5e7f49e174 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 凄いです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: 814316926e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!!ほかとは違いますか!?私もよくわかってないのですが、いつの間にかこんなふうになっちゃって…笑 (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月10日 19時

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