男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、幸せな日々を過ごす予定です…。

第113話 よく出てくるな〜！社長〜、 ページ26

｢っと！二人とも！もう！ちょっと！！翔太！A！！起きなさい！！｣

蒼井｢ん…んぅ…。｣

僕がうっすら目を開けると、そこにはドアップでAの顔があった。…あ、僕達寝ちゃってそのままキス…してたんだ…。夢の中の出来事だと思ったのに。

僕の左手を見ると、Aの右手と繋がっていた。

｢翔太！やっと起きた！｣

蒼井｢！！社長！！…とFey姉…。｣

Feylan｢え、ついで…？｣

蒼井｢いえいえ！！とんでもないです！！｣

佐藤｢はぁ、で、熱はどうなのよ。｣

蒼井｢あ、寝ていたのでずいぶんましになりました！｣

佐藤｢そう。でも、とにかく今日のニコ生は延期にしといたから。それと、Aちゃんにありがとうっていっときなよ？ここの部屋に運ぶのも、私にメールくれたのも、どうせお粥作ったりタオル乗せたり看病してくれたのはAちゃんでしょ？｣

蒼井｢あ、はい！｣

Feylan｢ん、今日はもうゆっくり休みなよ〜。｣

佐藤｢じゃあね。｣

ふたりは一緒に部屋から出ていった。

蒼井｢…ありがとう…。A。｣

僕は寝ているAの前髪をなでながら言った。

蒼井｢君が起きたらもう一度いうね。｣

僕はゆっくりAのおでこにキスをした。

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