男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、幸せな日々を過ごす予定です…。

第92話 さすが社長…切り替えが凄い…！ ページ2

蒼井｢Aちゃん、ちょっと変わってくれない？｣

貴｢あ、はい…。｣

私は蒼井さんに携帯を渡した。

蒼井｢つん姉、社長に変わってもらえません？｣

『うん？いいよ？』

蒼井｢Aちゃん、先に寝てて。｣

貴｢はぁ、わかりました。｣

私は言われた通り布団に入り、先に寝てしまった。

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僕は、携帯を片手に洗面所に行った。

『で、何があったのさ、こんな真夜中に電話かけてくるなんて。』

蒼井｢すみません。実は、Aちゃんが今日男性の集団に襲われまして…。｣

『！？それ、どういうこと。』

蒼井｢すみません…。僕のせいです。実は、今日一緒についてきたスタッフの中に、僕の同級生がいて僕から突き放すためにAちゃんを倉庫に閉じ込めて、その人の男友達に襲うように頼んだらしくって…。｣

『…。それてさっきつんと話してた時…。』

蒼井｢怖かったらしくって、Aちゃん気づいてないみたいだけど、小さな声で社長の声が聞きたいって言ったんで…。｣

『そっか…。詳しいことはあんた達が帰ってきてから聞くわ。』

蒼井｢あ、はい…。｣

『翔太、』

蒼井｢はい？｣

『Aちゃんを、よろしくね…。』

蒼井｢！！もちろんです！！｣

そこで、電話は切れた。
寝室に戻ると、小さな声寝息が聞こえた。
君がこんなふうに安心できる場所を、僕は作りたいな…。

第93話 うわっ！僕にしたら早起きだ！！→←第91話 真夜中なのに元気ありすぎですよ…。

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