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｢あれ??｣
仕事を再開してすぐ、持ってきたと思っていた小物がないことに気が付いて。
楽屋を出て、臨時の衣装部屋へと向かう。
確かここを曲がって……
って、道順を頭の中に描きながら歩いて曲がった角。
その先にはウニョクさん……とウンジュさんの姿。
ウンジュさんは淡いピンク色でまとめられた衣装で…ものすごくウニョクさんが好きそう。
案の定、デレデレで口元を手で隠しながら話をしてるウニョクさん。
恋人だと言ってもらえた2週間前。
でも、その次の日から会うことできなかった私…
さっき、会いたかったって言って抱きしめてもらえたけど。
あんなデレデレのウニョクさんを見れば、途端にあれは夢だったんじゃないかと思ってしまう。
少しでも、こっちを見て……。
そう願えば、ウンジュさんと話をするウニョクさんと目が合う。
｢あっ…｣
気付いてくれた!!と舞い上がったのなんて一瞬で。
ふいっと逸らされた視線。
え……?
ウニョクさんの優しい瞳は、またウンジュさんを見つめて…
｢ウンジュちゃん…良かったら今度、ご飯行かない…??｣
って声が聞こえて……。
｢本当ですか〜?嬉しいです。ぜひ!!｣
鈴のなるような可愛らしい声が返事をする。
あぁ。
今、私はふられたんだ……。
こんなにも呆気なく。
面と向かって言われたも同然の状況に、涙が頬をつたう。
もうこの場所にいられなくて、くるりと向きを変えて走りだす。
｢A!!!｣
後ろでウニョクさんが呼ぶ声が聞こえたけど…
あんな可愛らしいウンジュさんの前ではっきりと振られるなんて耐えられなくて。
私は、振り返れなかった……。
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HARU(プロフ) - 姫稀さん» こちらにもコメントありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです!!お話をかく励みになります♪ (2019年4月19日 13時) (
レス) id: 7152b2ed7f (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - 此方でも改めまして。ホントに素敵なお話にドキドキです。ウネの二人とヒロインとの絶妙なやり取りがホントに大好きです。私も是非続編読みたいです。 (2019年4月18日 9時) (レス) id: 4780cea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - 花さん» こちらにもありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ続編を書いたらまたヒョクチェさんがなにかやらかしそうな気がします(笑) (2015年6月19日 16時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 度々すみません。このお話大好きです!!私も続編が見たい…(笑) (2015年6月19日 14時) (レス) id: 473f378ffe (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - しのさん» はじめまして(*´∇｀*)もっと読みたいなんて言ってもらえてすごく嬉しいです(//∇//)ヒョクとドンヘと私の関係がお気に入りなので、また書きたいなぁとは思うのですが何分タンコマなので(^◇^;)また、お目にかかれればと思います。 (2015年6月13日 17時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年6月8日 16時
