37.FAKE ページ37
角 ｢そこに座ってくれ｣
『はい､失礼します』
少し緊張した面持ちで､私は構えた
角 ｢単刀直入に結論から言おう､スカウトが来てるんだ君に｣
『え？』
角松先生から差し出された1つの名刺と1つのA4の紙
角 ｢宮本監督がこの舞台の主演を探してるらしくてな
出演しないかと言われたんだ
ただ､オーディションに呼ばれてるだけで､まだ決まったわけじゃないが｣
名刺はとても有名な名前だったのは一瞬で気づいた
舞台の内容も､興味を持たせるには十分すぎる内容で
喉から手が出るほど勝ち取りたい、そんな思いが込み上げてきた
角 ｢ただ､就職が決まってる君に対してはリスクも伴うと思う
これで主演を取れたからといってこの長い人生､一生食っていけるという保証はない
瑠東の演技力・歌唱力は十分な実力もあるし才能もある
でも､言いたいことは分かるな？｣
『はい､分かってます
考えさせてください』
考えさせてください、なんてもう嘘だったのかもしれない
私はもうこの時､自分の人生はここにあるんだって
心の中で動き出した
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タルと(プロフ) - 永瀬さん» 嬉しいです、、、ありがとうございます！！！更新頑張りますので､よろしくお願いします、！ (2021年8月11日 19時) (
レス) id: 8f603aa64f (このIDを非表示/違反報告)
永瀬 - はじめまして。コメント失礼します。主様のお話すごく大好きで気に入っています！更新大変かと思いますが、楽しみに待ってます！ (2021年8月4日 22時) (レス) id: 56cf8f0252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タルと | 作成日時：2021年2月24日 18時
