安心出来る人 ページ7
Aは初めて会った時から、強かった
『死にてぇのか』
そう言われた時、私は怖かった
手首を抑える手は大きくて払えなかった
私を見る目は真っ直ぐすぎて見てられなくて
けど..
『死に急ぐな、ナミ』
言葉は暖かくて、どうしてか安心出来た
『...あ』
ルフィ達がアーロンを倒して宴の時
『よぉ、怪我は大丈夫か』
Aは私の所に来た
『今日から俺も仲間だ。よろしくな』
そして隣に座る
「...ありがとう」
『は？』
「ありがとう..A」
ナミは膝に顔を埋めて、お礼を言う
『別に感謝される事はしてねぇよ、俺』
軽く頭を撫でてやる
『頑張ったのはお前だろ、ナミ』
「！」
『何年だ？..ったく、お前も馬鹿だよな。1人で村を守ろうとして』
「..」
『けどもう終わった。悪夢はルフィが壊してくれた』
ナミの肩が微かに揺れる
『....頑張ったな』
ふわっと身体に何かが乗った
顔を上げると、黒いコート
『涙見せたくないだろ。貸してやる』
「いいわよ、別に」
『我慢するな』
「してない」
『...はぁ、強情な女だな』
俺はナミを無理矢理立たせて、どっかの民家に入れる
「なにすんの！」
『泣けって言ってんだ』
Aは真っ直ぐナミを見る
『きつかったんだろ？さっきさんざん泣いてたけど..絶対まだ出るはずだ』
ナミは口元をきつく結んで俺を睨む
ったく...ローみたいだな
「私は、別に」
ナミの言葉は止まった
Aがナミの頭を胸に抱えてたからだ
『無理は身体に毒だ。これなら誰にも聞こえないし、知られない......胸貸してやるから、ちゃんと満足するまで吐き出せ』
ナミは俺の腹殴った
『ぐっ...てめ』
「貸してもらう」
一言言うと、ナミは泣き出した
『...』
あーあ、ほらな。やっぱり我慢してた
めちゃくちゃ泣くじゃねぇか、馬鹿
しばらくしたら、ナミは静かになった
『...おい』
声をかけても返事がない
寝たか？
するといきなり扉が開いた
入って来たのは、ノジコ
ナミの姉
『！？..お、俺は別に何もしてねぇぞ！』
ノジコ「ここに居た」
『誤解だ！』
慌てて言うとノジコは呆れたように俺を見る
ノジコ「私は別に言わないけど..他が見たら誤解するわよ。こんな暗い所で」
『ﾝｱﾞｱﾞｱﾞ！頼む！言わないでくれ！』
ノジコ「やっぱりやましいことあったんだ！」
『ねぇよ！...ナミが泣くの嫌がったから、誰にも見つからないように、ここで』
ため息をついたノジコは、そこいらの椅子に座る
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます！2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います！！ご協力頂いた方々、ありがとうございました！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年8月11日 13時
