麦わらの一味の守護神2

死にたい...恥ずい ページ34

『ルフィ、悪かったな。捕まってよ』

ルフィ《そんなの！別にいい！！》


俺は苦笑して続ける

『ナミ、お前に言いたい事がある』

お前ならきっと、わかるだろ。
信じてるぞ


『色々あるけど...俺は未来の海賊王について行く事にした』

ナミ《..》

『めちゃくちゃだけど、話はわかる奴だ。
俺はこいつを守りたいって思った。だからごめんな』

ここまででわかってくれれば上出来

『縄で縛られてて、カッコつかねぇけどよ、
......まぁ、なんだ』

ナミ《なに？》

『あぁー、嫌なら聞かないでくれ。幻滅してもいい...』

それでも、
画面の向こうのナミは俺を真っ直ぐ見てた
ルフィは横でギャンギャン吼えてる
...無視


一息ついて、俺は口を開く

『俺は仲間も守れない。弟も守れない』

ナミ《..》

『....はぁ、恥ずいわ』

ナミ《何がよ》

画面の向こうのAは何時もみたいに
面倒くさそうな顔をしてた

恥ずいって何
疑問に思ってたら、
Aが真っ直ぐこちらを見て言った

『まぁ、お前が好きだ』

ナミ《！》

『いつからとか、聞くな。マジ恥ずかしい...
.....何処がとかも聞くな』

クッソ、手が使えないのがムカつく！
顔真っ赤だろ、今の俺！！

あぁ！ほら！ナミも顔真っ赤だし！！

『そういう事だ、それだけだ。俺が言いたかった事はそれだけ！！』

ナミ《へっ..ちょ》

『止めろ！何も言うな！！今俺めちゃくちゃかっこ悪い！』

ナミ《A...けど》

『くそ！まだ伝わらないのか！！あぁー！』

もうむり、画面見れない
思い切り目を瞑る

んでもって...吐き出す

『臭いセリフだなって思ってもいいけど！！俺は恋愛とか疎いから！もう単刀直入に言うぞ！これ以上の伝え方知らねぇからな！！』

ナミ《ちょっと待ってA！わた》

『俺がこの世で惚れたのも！愛してるのも！！
お前だけだ！ナミ！！』









もう...死んだ









後ろからババアの爆笑する声が聞こえるけど
反論出来ねぇ



俺は真っ白になって燃え尽きた

泣いていい→←化かし合い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す