5日目 ページ7
霞side
今日はストーカーを少し休憩します。
実は幕府の重臣共が過激派攘夷志士である、鬼兵隊に目をつけていて、下級隊士が狙われて、殺されてるんです。
流石に幹部が直々に動くのは危ない。
ということで、観察方である私にお役目が回ってきたのです。
以上の理由から、今私は江戸の裏路地で身を潜めてます。
さっきから目をつけてる奴らがいるんですけど、そいつらも誰かをつけてるみたいなんです。
暗闇でよく見えない……( -"- )
ーーー
幕「…あれ、来島また子だよな。」
幕「…あぁ、鬼兵隊幹部“紅い弾丸"来島また子だ。」
ーーー
うそっ…また子ちゃん?!
いけない!!
また子ちゃんは銃の使い手、遠距離戦で右に出る者はいないけど、接近戦になると不利になる!!
そいつらもまた子ちゃんに向かって走り出す。
私は携帯を取り出し、そいつらのあとを追いかける。
貴「くっそッ!…晋助、お願い、出て!」
ーーー
幕「ザッ…鬼兵隊幹部、来島また子だな?」
幕「幕府を脅かす危険人物として、ここで成敗してくれる!」
来「なっ?!…なんなんスか、アンタ達。容赦はしないっスよ?チャキ」
ーーー
また子ちゃんの発する殺気に怖気付く幕府の手先。
その隙に苦無を取り出し、手先に向かって投げる。
ズドドドドドっ!
幕「グアッ!…」
幕「なっ?!、、グッ!」
ーーー
来島side
大勢の幕府の重臣の手先と思われる奴らに囲まれて、流石に覚悟を決めた時だった。
ズドドドドドっ!
手先共に向かって放たれた苦無には、見覚えがあった。
真っ暗な路地裏からゆっくりとした足取りで、こちらにやって来るその人は風に髪を靡かし、鋭い瞳でこちらを見据えている。
来「……霞ねぇ」
貴「誰に手を出したのか、分かってるでしょうね…?我ら鬼兵隊に刃を向けたこと、後悔させてあげましょう」
いつもの雰囲気からは想像出来ないほどの殺気が、霞ねぇの体から放たれる。
殺気には慣れているはずの私でも身震いする。
これが、攘夷戦争を生き残った人間……
ーーー
霞side
私の登場で奴らの目が変わった。
早く、早く来て
私たち2人では荷が重すぎる…
いつまでも待っているわけには行かないため、そっとまた子ちゃんに近寄る。
貴「晋助に連絡はしてある、何人かで今向かってる。それまで2人で持ちこたえるよ?(ボソッ)」
また子ちゃんが頷いたのを見届け、私達2人は武器を手に走り出す。
晋助たちが待ち合うことを祈って
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詠月(プロフ) - KAGUYAさん» やろやろ?!ハマってくだせぇ!!頑張るねー! (2017年8月18日 22時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - 高杉さんイケメン過ぎてヤバし!!!!!また子ちゃんが可愛いいいい!!!高また最高!!! (2017年8月18日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
詠月(プロフ) - 塩amずんだづっきーさん» そんなことないよwありがとう!頑張ります(*^^*) (2017年8月4日 18時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
塩amずんだづっきー(プロフ) - 完成度高ぇなおいwこれからも楽しみにしてます (2017年8月4日 15時) (レス) id: ac0ad3f3e4 (このIDを非表示/違反報告)
詠月(プロフ) - 健威さん» 出来たよー?まだまだ続きますぜ!! (2017年8月3日 17時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜 | 作成日時:2017年8月1日 16時