番外編〜8/10〜 ページ13
満月が輝く夜…
高杉晋助率いる鬼兵隊はとある平地に陣を広げていた。
「敵の数は?!」
「暗すぎて分かりません!」
「総督!どうしますか?これでは進軍できません!」
高「心配いらねぇよ、そろそろあいつが戻る」
闇夜の中から突如として現れたそれは、高杉の前に跪く
?「偵察完了した。敵はここから一時の方向に、数は約500万、数では圧倒的不利。しかし雨が近づいている様です」
高「…よし、なら鬼兵隊雨に紛れ、突入せよ!!」
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高「……っ!!今、のは、、夢?…ハァハァ」
汗でへばりつく髪を払い、先ほどのは夢だと理解する。天人を切り、降りかかる返り血までがとても鮮明だった。
貴「晋助?、、大丈夫?随分うなされてたようだけど?」
自室に入ってくるのは、攘夷戦争時代から共にいる観察方、霞。
高「…昔の、夢を見ただけだ……」
貴「昔?…攘夷戦争の時?」
高「あぁ……」
言葉な少なくとも会話が成り立つのは、長年の付き合いからであろう。
そんなくらい空気を吹き飛ばすように、彼女は話し出す。
貴「そんな風にしんみりしてないで、さっさと起きたら?みんな、広間で待ってるわよ。」
部屋を出ていきながら、振り返り言う。
渋々と着替え、部屋を出る。
長い廊下を歩き、広間に着くも中は真っ暗であった。
高「あ?待ってるって言ってたよな、、」
しかし広間はここだけ。おそらく中にいるのだろうと、部屋の戸を開く。
パンパンパーーーン!!
高「っ?!!」
部屋に入った瞬間、部屋は明るくなり、そこには再結成した鬼兵隊の面々がいた。
その手にはクラッカーが握られ、そこから飛び出した紙ふぶきが自分に降りかかる。
来「晋助様!お誕生日おめでとうございますっ!!」
河「晋助、おめでとうでござる。」
武「晋助殿、おめでとうございます。」
貴「おめでとう、晋助。」
自分から教えたわけでもないのに、そこにいる奴らは全員プレゼントを片手に、祝いの言葉をかけてくる。
高「な、んで、、、」
貴「なんでもなにも、おめでたい日だからね。思いっきり楽しみなよ、晋助。」
ニヤニヤと霞は近づいてくると、小声で言った。
貴「昔のことなんて、忘れたらどう?そりゃ忘れちゃダメなこともあるだろうけど、それで今を疎かにしちゃいけない。生きてるのは今なんだ。」
前を見ればそこには楽しそうに笑う彼らがいる。
高「クッ…そうだな。」
今を楽しもう、一人では無いのだから。
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詠月(プロフ) - KAGUYAさん» やろやろ?!ハマってくだせぇ!!頑張るねー! (2017年8月18日 22時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - 高杉さんイケメン過ぎてヤバし!!!!!また子ちゃんが可愛いいいい!!!高また最高!!! (2017年8月18日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
詠月(プロフ) - 塩amずんだづっきーさん» そんなことないよwありがとう!頑張ります(*^^*) (2017年8月4日 18時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
塩amずんだづっきー(プロフ) - 完成度高ぇなおいwこれからも楽しみにしてます (2017年8月4日 15時) (レス) id: ac0ad3f3e4 (このIDを非表示/違反報告)
詠月(プロフ) - 健威さん» 出来たよー?まだまだ続きますぜ!! (2017年8月3日 17時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜 | 作成日時:2017年8月1日 16時