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八十七訓 ページ39





『ミツバさん!!』



今もミツバさんの治療は続いていた


今まで外に行っとったやつが

なんば言いよっとやってって感じけど、

医者でありながら

ここから眺めることしか出来ないのが悔しい



予想通り集中治療室の前には誰も居なかった


今頃皆港に居るのだろう



『………薄情な奴らやな、ね、ミツバさん。

あ、うちもか。』



傍にあったベンチに座る








それからは何も考えずにただボーッとしていた



ミツバさんは助かるのか、とか

真選組の奴らは大丈夫だろうか、とか


あと、昨日から寝てない分疲労も溜まってるんだろう








何分経ったか、何時間経ったかは分からない


集中治療室から主治医が出てきた



「手は尽くしましたが…」



何か隣で言っていたが何も聞こえなかった



いつの間にか真選組と銀時が戻ってきていた



『………銀時、』


「あー………もう何も言うな。」



銀時に連れられて来たのは病院の屋上



「………これでも食ってろ。」



渡されたのはミツバさんが美味しそうに

食べていた激辛煎餅だった








『………なんこい、めっちゃ辛いやん。』



こがんと食べよったとかミツバさん


ふつーに凄くね






すると屋上の扉が開く音がした



バリバリと食べる音がする




「辛ェ、辛ェよ。

チキショー、辛すぎて涙出てきやがった。



辛ェ。」





銀時も袋から取り出して煎餅を食べ出す








「辛ェ。」

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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年2月7日 21時

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