【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

八訓 ページ9

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今うちは甘味処に来ている



仕事が終わって姫様とお話しようとしたら


丁度、お菓子が切れていたので買いに来たのだ



『おばちゃーん、

抹茶ときな粉とあんことみたらしの団子二本ずつ！』



「はいよー

これ、試作品なんだけどAちゃん食べてみて。」



『え、まじ？ありがとう！』



あ、うまっ



おばちゃん好き



「いいなぁー、私も食べたいアル！新八！」


「無理に決まってるでしょ！

今月誰かさんのせいで金欠なんだから!!


この食料買うだけでギリギリだし……。」




うちの団子を食べている姿を

チャイナ服の可愛い女の子が羨ましそうに見ていた


メガネをかけたパッとしない男の子が

それを止めている




団子が二本………………。



『ねぇ、そこのチャイナちゃん。』



「私のことアルか？」



「あ、すみません。

ほら、神楽ちゃん見すぎだったんだよ。」



『いや、そうじゃなくて……、

この団子食べるかなって思って、

良かったら一本食べていいよ。


ちなみに、これ試作品でまだ売っとらんやつやけん、

お金も要らんよ。


そんかわり、今度来たときはここで買って行ってね。

おばちゃん喜ぶけんさ。』



「本当アルか！？ありがとネ！

今度来たら絶対買うネ！！」



うん 可愛い


そよ姫様みたいだなぁ




「すみません、あの、何かお礼とか……、」



メガネの男の子が申し訳なさそうに謝る



『いいのいいの、うち意外とお金持ちなんよ。

二人とも名前は？』




「…………ゴクッ、神楽アル！」


「志村新八です。」



『うちは九条A、神楽ちゃんに新八くんね。

今度また会ったらご馳走するよ。』



「本当アルか！！

なら、今度ぜひ万事屋に来るヨロシ!!」



『万事屋？』



「何でも屋みたいな感じです。


僕と神楽ちゃんともう一人いるんですけど、

三人でしてるんです！


全然お客さん来なくて暇なんで、

いつでも来てください！」




『うん、今度行くね。』



お客さんが全然来んのはどうかと思うけど…。



「Aちゃーん、お待たせ。」



『ありがとおばちゃん！

これ代金ね。


じゃ、また買い来るね。

二人もまた今度ね。』



「ばいばーい！」


「ありがとうございました！」



万事屋かー



今度行こうかな

















あれ、うち不審者とか思われんかったよね？


よく考えたら知らん人から物貰うとかヤバいやん


え、大丈夫だった？

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