【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

四十八訓 ページ49

・


そして


「A!!!! 今だァァァァ!!」


『ほーい』








ブスッ








銀時の合図で注射器と刀をえいりあんに刺す



「！！えいりあんの動きが鈍くなってる！？」



『銀時!! 坊主さん!!』



「行くぜェェェ!! お父さん！」

「誰が坊主でお父さんだァァァァ!!」



二人がトドメに核を潰す



すると、えいりあんはピタリと動きを止める



しかし、とっつぁんは射撃を止めない



しかも



「早く逃げろォ!! おっさん知らないからな！

おっさんは一切責任は取りません！」



とか言いやがる



更に神楽ちゃんは動けるものの

意識が混乱しているのか

銀時を殴り続けている



いいぞいいぞ！もっとやれ！←



「いや、何言ってんですかあんた！

お願いだから神楽ちゃん止めるの手伝っ」ﾌﾞﾁｯ



『「あ。」』



「ギャァァァァァァ何すんのォォォォ!!

お父さんの大事な酢昆布がァァ!!」



神楽ちゃんが坊主さんの髪と酢昆布を間違って

坊主さんの右側の髪をむしり取った



「おィィ何食ってんだ！ハゲるぞ！」


「ハゲるかァ！」



もうカオス状態だ



右側だけハゲのおっさん


おっさんの髪をもっさもっさ食べる少女


それを必死に止めようとする天パ


さっきからメガネを探し続けるメガネ

「メガネを探し続けるメガネってなんだ!!」


『そのままの意味やん。何いいよっと？』


「あんたが何言ってんだ!!……ん？音が……」



さっきからゴゴゴゴゴと音が聞こえる



全員が音の聞こえる方に振り向いた




『「「あ。」」』




目の前が白く光った瞬間ドガァァァァン!!!!












































思わず目を瞑った



しかし、痛みはいつまで経ってもこない



恐る恐る目を開けると



『!! ま、まじで……傘一本であの砲撃ば……』



「クク……俺も焼きがまわったようだ」

「いや、髪の毛も焼きがまわってるけど」



「他人を護って……くたばるなんざ……」ﾊﾞﾀｯ



『！？ハ、ハゲさん！』←


「坊主さん！」


「ハゲッ！おいハゲッ！」


「ハゲェェ!! 右側だけハゲェェェェェ!!」



この後も悲惨になってしまったターミナルからは

″ハゲ″という言葉が何度も聞こえたとか

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