【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

四十七訓 ページ48

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「おい。アレ(・・)の準備出来たか？」


『出来たよ』


「俺が合図出したらしてくれ」


『はいよ』



えいりあんに食べられてしまったが

どうにかして外に出ることに成功した


しかし神楽ちゃんがえいりあんに捕まってしまい

えいりあん自身の核に取り込まれてしまった


更にとっつぁんのバカがうちらがまだ居るのに

大砲を撃とうとしている



「おめェさん何しにここに来た？

女がこんな所来るんじゃねェ」


星海坊主はうちに鋭い視線を向ける


『神楽ちゃん助けに来たんですよ

うち、兄妹とか居らんけん

神楽ちゃんが妹みたいな存在なんですよ

だけん、神楽ちゃんには死なれちゃ困るんです

そいに何も出来ん訳じゃないんですよ？』


そう言って腰とポケットにあるものを見せる



「″刀″と″注射器″？

お前さん刀なんて使えんのか？

それに、その注射器は……」


『まぁまぁ、それはあとから分かりますよ

今は神楽ちゃんを核からどう出すかを考えんと』


もし今このえいりあんを殺したとしても

取り込まれた神楽ちゃんも死んでしまう



「いけ」


『「！」』



どうやら彼はうちらを逃がして

神楽ちゃんと一緒に死ぬ気らしい



「五分だ。五分だけ時間を稼いでくれ

俺を信じろとは言わねェ

だが、神楽(あいつ)の事は信じてやってくれよ


A、神楽を助けたら殺れ(・・)」


『はいよ。銀時も気をつけてね』

「!! お前何を…………なっ！？」


銀時は自ら核の中へと入った



『さて、うちも用意せんば……』


「お前ら……なんて真似してんだ」



『うちらだけじゃないですよ。ほら、そこ』



そう言って前の方を指さす



「貴様らァァ!! このオッサンが目に入らねーかァ!!」


「今撃ったらもれなくこの央国星皇子

ハタ様も爆死するぞォ!!」


新八くんとどっかの皇子(人質)が

とっつぁんを足止めしてくれている



「てっ…てめーら」



『銀時も新八くんもうちも

あの子には死なれちゃ困るんですよ

だけん、銀時が神楽ちゃんを連れてくるのを

信じてやってください』



「ふんっ、どいつもこいつもバカだな……」



少し良い雰囲気になってきた瞬間



「アレ……なんか、撃とうとしてない？」


『はぁ！？あのクソジジイバカなん！？』



どっかの皇子を人質として使ったにも関わらず

此方に大砲を撃とうとしてくる




それと同時に




「それ私の酢昆布ねェェェ!!!!」


核から神楽ちゃんが飛び出してきた

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