【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

四十訓 ページ41

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『ちょっと染みますからねー』


「痛い痛い痛い痛い!!!! 何がちょっと染みますだ!!

遠慮なしに消毒液つけてんじゃねェか!!」


『当たり前じゃないですか。

土方さんの嫌そうな顔見るのが

最高に面白いんじゃないですか』←


「まじコイツぶん殴りてェ……」


大砲を撃たれたときに飛んできた瓦礫が顔面に当たったらしくその手当てをしている


近藤さんは今気を失っている為

あとで診ることになった


記憶の確認は流石に意識のない人には出来ないからね



「お前、万事屋の知り合いだったんだな」


『あー、まぁ』


「何だその反応。やましいことでもあんのか？」


そう言って睨んできたので

更に消毒液を付けてやった


『ある訳ないじゃないですか。やめてください。』


元攘夷志士同士なんて言えないし


「だからい″ってぇよ!!!!」


『ただ幼馴染ってだけです。』


「そうかよ。そういや、総悟と仲良いのか？」


『へ？何でです？』


「呼び方が苗字から名前に変わってたからな」


目を逸らしながら聞く土方さん


『仲は良いと思いますよ？

ほら、土方さん嫌い同士として』


「それ普通本人の前じゃ言わねェよ。」


『んー、名前に関しては沖田くんが態々呼んでも

良いか聞かれたからだし……』


「総悟がか？珍しいこともあんだな」



珍しいんか……


まぁあんな沖田くんの照れ顔なんて

滅多に見れないレアものだぁと思ったし



『じゃ、うちは得したってことやな

はい！終わりましたよ。

これ、毎日塗っといてくださいね。

あと、痛み止めも何錠か上げときます』



そう言って袋を渡す



「この薬、お前が全部作ったのか？」


『そーですよ

色んな星回って色んな所で研究して来たんですよ』


うちが誇らしげに言えば

どこか遠くを見つめるように口を開く


「…………例えば、元々身体の弱い奴が

なんか病気だったりしても治せる薬があるのか？」


『んー、元々身体が弱いと薬の成分とかに

身体が耐えれないこともありますし……

100％治せるとは言えないかもです

まぁ病気次第ですかね

誰か居るんです？そういう方が』


「いや、なんでもねェ。今のは忘れてくれ。」


そう言って煙草に火をつけてパトカーに戻って行く


『？』








「…………気に食わねェ。」

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