【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

三十八訓 ページ39

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「…すみません。色々手をつくしてくれたのに…」


「やめてくださいよ〜

銀さんは90％自分が悪くても

残りの10％に全身全霊をかけて

謝らない人ですよ」


「そうネ！ゆっくり思い出せばいいネ」


『それ全くフォローになっとらん』



今日はもう家でゆっくりしようとなった


うちも今日は色々疲れたなぁ



『？あれ、万事屋のとこなんかギャラリー多く……』




思わず言葉を失ってしまった




だって、万事屋に戦艦が突っ込んでいたのだから



「飲酒運転だとよ」


「ありゃもう建て直さないとじゃないの？」


「気の毒にね〜」



横を見れば新八くんも神楽ちゃんも

口をあんぐりと開けていた



「アッハッハッハッハッ！すみまっせ〜ん！」


『え、あれって…………辰馬じゃん。』


こんなバカデカい声でこんなバカみたいなことをやらかすのは辰馬くらいだろう



『おい。なんばしよっとか』


「んん？…………おまん、誰…い″だだだだだだ!!!!

お、覚えちょる!! 覚えちょる!!

た、たしか〜……枯葉じゃろ!!」


『……死ね。』

「ギャァァァァァ!!!!」



こいつまだ名前覚えとらんし


勝手に名前枯らすなや!!


『お巡りさん、コイツ一生牢屋にでもぶち込んどいてください』


「え、あ、はい」



「えぇっ！？ま、待っ((バタンッ」



『ふぅ〜、今度会うときのあいつは骨やな』



煩かったやつを片付けた所で三人の元へ戻る



『ごめーん、ちょっとバカ片付け…あれ？銀時は？』



さっきまでいた銀時の姿はなく

新八くんと神楽ちゃんは暗い表情をしていた



「万事屋は″解散″だって……」


「僕のことは気にせず自由になれって……」



『…………あのバカ。』



周りには未だ人がたくさんいて

話し声もザワザワとうるさい


でも、何故かその声はうちらには聞こえなかった

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