【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

二十七訓 ページ28

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そして夜


姫様に選んで貰った浴衣と髪飾り

そして姫様が悩んだ挙句決まった髪型

更に化粧までされて″THE花火デート″

といった感じの格好で夏祭りを楽しむ


『えーっと、あとは綿あめとはしまきでしょ？

たこ焼きに焼きそば、肉巻きおにぎりは買ったし…

あ、チョコバナナと焼き鳥も買わんと。

あとは「買いすぎだろ!!」え？まだまだあるとけど

最後まで付き合ってくれるとやろ？よろしくな銀時』


さっきたまたま会った銀時に

姫様の買い物に付き合ってくれと(脅迫して)頼めば

舌打ちしながらもOKしてくれた




…………ていうか、


『さっきからうちの顔チラチラ見るの辞めてくれん！？気が散るとけど！』

「はァァ！？見てねェしィ！？何言っちゃってんのォ！？」


この反応絶対見てるだろ

さっきから視線を感じてしょうがない

こっち見んなよ。キモイわ。


でも、なんかここまで見られるとちょっと不安になる

元々こういう女の子っぽい格好はガラじゃない

銀時に女子力の欠片もねェって

言われるのも分かる気がする…………。


『そがんうちの格好変？』


「…………………馬子にも衣装。」


思わず下駄で銀時の足を蹴ってしまった

これは不可抗力だ。仕方ない。うん。


するとうちの携帯が鳴る


『誰やろ…………げっ』


なんでまたこの人なんホント。


「誰だったのか？」

『職場のやつ。………もしもし？何ですか今度は。

またパンツ貸せとか言いませんよね？Ｖ字野郎。』


「てめぇは相変わらずクソ可愛くねェな。

てめぇのパンツなんかには生憎興味ねェ。」


いや少しは興味持てや!!


「将軍様が倒れた。多分熱中症かと思うが今すぐ来てくれ」


それだけ言うとすぐに電話を切ったＶ字野郎


将軍様の容態とあれば

幾らあのＶ字野郎に言われたとしても行くしかない


『ごめん銀時、うち用事出来たけん仕事行ってくる
あ、荷物ありがとな。じゃ、また！』

「あ、ちょ、」


将軍様大丈夫かな…………？

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