【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

二十二訓 ページ23

・


『………………………どこここ。』


はい

毎度の如く迷っちゃってます



あー、迎えの人とか頼めば良かった


辺りは真っ暗で人に聞こうにも聞けない



あ、ちなみに今から行くのは真選組屯所である


土方さんに「今から屯所に急いで来い。」

と言われてちょっと腹立つけど

急いで屯所に向かっていた



万事屋に戻るにももう道分かんないし…………。



……………しょうがない


土方さんに迎えに来てもらうように頼もう


物凄く屈辱的だが


携帯で連絡しようと画面を開く



するとそれと同時に

刀を腰に差した十数人の男共に囲まれる



「医者の九条Aとお見受けする

我ら攘夷党・愚籠愚籠(ぐるぐる)党(とう)の人質となってもらう！」


そう言って刀を突きつけられる



何愚籠愚籠党って


名前ダサっ


もっと良いやつあったでしょ



まあ、名前は置いといて

相手は複数に対してこっちはうち一人

更に向こうは刀を持っている


うちは大人しく両手をあげる



『別に人質でも何でも取ってもいいけど

うちなんかで大丈夫？


もっと良い人今から呼んであげるけど。

例えば…………土方十四郎とか』


「コイツ仲間売ってるんだけど！？」



するとなんかボスっぽいブs……男性が近づいてくる



「あの鬼の副長を人質にすれば

確かに良いかもしれんが、

コチラの安全は保証できない。


医者であるお前を人質にするのが妥当だ。」



随分と舐められたものだ


うわー、今すぐコイツのど玉に穴開けたいわ


そんなことすれば

後々面倒な事になると分かっているのでしないが




んー、どうしたものか




そんな事を考えていれば両手は拘束されて

別の場所に連れて行かれる












































はずだった


後ろの方で男の呻き声が聞こえた



それは段々近づいてきて

ついにうちの両手を拘束していた奴までも斬られた



そして後ろを振り向くと…………



「よォ。久しぶりだなA。」


『晋助…………。』

二十三訓→←二十一訓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す