【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

二訓 ページ3

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土方side


『だーかーらー、仕事って言っとるやん!!』



見廻りの最中に

やたらウロウロしている変な女がいた



そいつに職務質問してみると

なんと江戸城に仕事に行くと言い出した



更に職業は医者だと言う



怪しいにも程がある



最近は将軍様へ危害を加えようとする輩も多い



どうせ江戸城に侵入しようとする

脳がない攘夷志士だろ



医者というのも咄嗟の嘘だろう



名前は九条と言ったが、偽名の可能性も高い






「さっさと吐け、どうせどっかの攘夷党のモンだろ。

言っとくが、俺は女でも容赦はしねぇぞ。」




『容赦しないって……………、

うちの身体であんなことやこんなこと

するつもりなんじゃ………！？』



「する訳ねェだろ!! バカかお前!!」



『いや、お兄さんよりはバカじゃないと思うけど。


あ、もしかして、女の人が原因で

そがん瞳孔開いとったと？


そいなら、ちょっと申し訳ないことしたなぁ。


ごめん。』




「なんで俺が可哀想な感じになってんの！？」



クソっ、拉致があかねぇ



そろそろ拷問でもした方が良いかと考えていると



「トシ！江戸城に侵入しようとする輩居たと聞いたが

どうだ？本当だったのか？」



俺たちの局長である近藤さんがいた



「分からねぇ、だが、俺は怪しいと見てる。」



「そうか…。ならば、今度は俺が話をき……あれ？

九条先生じゃないですか！」



「近藤さん、知り合いなのか？」



女は不思議そうな顔をしている




「あ、すみません。


俺は真選組の局長を務めている近藤勲

と言ったら分かりますかね？」




『………あ、もしかして、松平さんの…』




「あ、そうです！そうです！

すみません、トシも悪気があった訳では無いので」



『いえいえ、うちが道端をウロウロしとったのが

悪いんですよ。』





目の前では仲良さそうに話す二人




………………………………………………どゆこと？

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