☆156話 ページ12
雪村side
快彦「それに...どれも悪くはないんですけど...」
雪村「けど？」
快彦「正直に言わせていただきますけど何かパッとしないんですよね...雪村先輩らしくないと言いますか...」
俺らしくない...か
けど...このままじゃ、決まらないな
こうなるんだったら神童か霧野に頼めばよかった
そう思っていたら...
？「貴志部、雪村、快彦。悩んでるみたいだな」
貴志部&雪村&快彦「「「!?」」」
突然、声をかけてきた事に驚いて振り向くとそこにいたのは...
雪村「龍崎...それに白咲と喜多...」
ジャージ姿の龍崎、白咲、喜多の三人
どうやら自主練を終えた様子で今後の予定がなかった事を理由に三人で見て回っていると俺達が服を選んでいる様子を見て気になって声をかけたのだとか
この三人は他の奴等よりまともだし、相談できそうな気がするな...
喜多「何やら服選びに悩んでいる様子だったから気になってつい声をかけてしまった。邪魔したのなら申し訳ない」
快彦「いえ...喜多先輩が謝る必要はありませんよ」
白咲「それより三人揃って服選びに時間がかかるとは...何かあったのか？」
最初は言おうか迷ったが、快彦や貴志部から正直に話す様に言われた事で俺は今までの事を白咲達に訳を話した
笑われるだろうなと思いつつも見ると三人は笑っておらず、むしろ真剣な表情だ
喜多「なるほどな...持ってる服が少ないから少し増やそうと服を選んだのはいいが...」
龍崎「自分で選んだのを貴志部と快彦に見せたがパッとしないと言われ、悩んでいたと...」
喜多と龍崎は口々にそう言って白咲と何やら話し合っている様子
俺が服を買おうとした目的は持ってる服が少ないから少し増やす為だが、実際はもしAさんと出かける際に少しでも洒落っ気を出す為でもある
南沢さんの私服を見た時、中学生とは思えない凄い大人びた格好でAさんと一緒に並んだ時は絵になるくらいお似合いのカップルではないかと思ってしまい、正直に言うと悔しかった
だから...南沢さんに負けないくらい洒落っ気のある私服を着てAさんと一緒に並びたい...買い物だってしたい...それにデートだってしてみたい...
そんな気持ちがどんどん膨れ上がった時...
白咲「それなら...俺達が雪村の服を選ぼう。今後、服を買う際に参考になるかも知れないしな」
白咲達が俺の服を選ぶ発言に俺達は驚く
本当は三人揃って忙しいはずなのにわざわざ選んでくれるとは...
俺は今までこいつ等の事を全く考えてなかったんだな
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2019年12月26日 2時
