●6.JK● ページ6
それから
しばらくして
毎日22時30分に来てたカップルは
しばらくコンビニには来なくなって。
当たり前だよな。
だって俺が偶然見た
あのベランダでのやつは
絶対、確実、100%修羅場だったし。
あの2人、別れたんじゃね？
なんて、
家にいるときも
バイトのこと考えてる俺って重傷。
「俺、転勤になったから引っ越すわ」
苦笑いして
俺のヒョン、ホソクヒョンがいう。
JK「え、急になんですか？
冗談ですよね？
じゃあ僕は
どこに住めばいんですか」
HS「…笑
でもほら、音楽やるのに同居人がいると
色々不便だろ？
1人で暮らすだけは
十分すぎるくらい稼いでるんだから
1人暮らし始めたら？」
優しいで評判のホソクヒョン。
でも俺には薄情なヒョン。
っていうか急すぎ。
JK「そんな寂しいこと
言わないでくださいよぉ」
HS「ここから近いとこで
お前のバイト先からもめっちゃ
近いマンション契約したから、
そこにしな」
JK「え？！もう契約したんですか？
勝手に？！」
HS「うん？
保証金くらいこのヒョンに払わせろよー」
なにそれ。
でも保証金払ってくれるんだ、
ラッキー。
そんな軽はずみな気持ちで
引越し。
俺が住むことになるマンションは
シュークリームの女の人と
その彼氏が住む、
あのマンションだった。
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年5月23日 23時
