最近よく会うアノヒト２【JK】 (ページ40)

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ジミナとの思い出いっぱいの
マンションを出て、
新しい家への引っ越しを済ませると、
違和感しかないかなと思ったけど、
なんだか全てがしっくり来ている。

JK「ダブルベットのサイズも全部
家の広さを教えてもらったときに
計算して買ったんだ。
良かったーピッタリ」

っていって大の字にベットに横になるグク。

その用意周到さは
性格なんだろうか。
考えてやってるのか
考えないでやってるのかは
謎だ。

全てダンボールから出された
整然と並べた棚の本や
食器や家具をみると、
これからグクと住むんだ、
という実感が一気に湧いて
少しの不安と
フワフワした高揚感。

つまり私は完全に浮かれてる。

『だめだな、こんなんじゃ』

そういうとグクが不思議そうに
私の顔を覗く

『グクと暮らせるってことに
嬉しくなって浮かれてる』

JK「そうなの？俺は不安でいっぱいだよ」

『え？』

JK「一緒に暮らすことで
俺のこと気持ち悪く思ったりしないかなとか
嫌われないかな、とか」

『それは！ないっ……よ。
逆はあるかもしれないけど』

JK「俺がAを嫌いになるってこと？」

『うん』

JK「怒るよ」

…え？なんで？

グクが私の手を取って
グクがしてるように
私はグクの横に横たわった。

JK「ちゃんと好きだし」

『うん、』

JK「ちゃんとわかってる？」

『うん、？』

JK「わかってないなぁ」

ってため息をついたグクは
隣に寝る私の顔にその顔を近づけて
私を見下ろした。

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