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56. ページ38

JK「だってさ、Aの家には
嫌なほどジミンさんとの思い出が
染み付いてるでしょ。
そんなとこにAを住ませたくないし。
俺の家に一緒に住むってなっても
ここは狭すぎるし。
隣のマンションに引っ越そう?
ほら、そしたら浮気されたり
変な男を家に入れるようなことは
起こらないだろうし。
あ、もちろん俺は浮気なんてしないけどね」

チョン・ジョングクの
謎の恋愛理論講座第1回でした。
…なーんつって。
目の前のグクはさっきお店で買った
赤ワインをゴクゴク美味しそうに飲む。

『や、でも、急すぎないかな?』

JK「なんで?
だってもう俺たち付き合ってるんだよね?」

いや、それさっきも聞いたし。
付き合ってるけどさぁ…


『だって、となりのマンションって
家賃高いし、大学生の分際で私なんかが住んで…

JK「俺と一緒に住むんだから
家賃くらい俺が負担するよ、
それに忘れた?
俺は売れっ子のアーティストって
何回言ったらわかるの?」

いや、そーだけど、そーなんだけど。

JK「ね?もう断る理由なんてないでしょ?」

空いた私のグラスに
グクは赤ワインを注いだ。

言いくるめられてる感じがすごい。

『…グクのことは好きだし、
だけど、
いくらなんでも展開が急すぎっていうか。
あと、家賃を払ってもらうとかさ、
なんていうの。
私平等じゃないことは嫌い。
そのことでグクが有利な立場になって
私が不利な立場になったら
嫌だもん』

素直な意見を言うと
何故かグクは目をうるうるさせる

JK「やっぱりだ…最高だ、俺の彼女。
感動したよ」

どこに感動する箇所があったんだろう

JK「じゃあ全部は負担しないよ。
3割くらいとかAにとって
負担にならない額は支払ってもらうって
いうのはどう?職業とか年収のことを考えると、
やっぱりほとんどは俺が払うべきだと思うんだけど」

『ぅうん』

まぁ、さっきよりは。
いい条件かも。

JK「あと一緒に暮らすっていうのは
別に急な話じゃないよ。
俺ずっとAと一緒に暮らすこと
夢見てたから。
あとね、ベットはダブルベットにしよう。
金曜日の夜は今までみたいに
ベランダで一緒にお酒飲もう。
うわぁ、考えただけでワクワクするね」

なんて言って目を輝かせて
満面の笑みを浮かべるグク。







…変なの。
グクは結構私のことが好きみたいだ。







.

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設定タグ:BTS , ジョングク , グク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年5月23日 23時

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