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53. ページ35

『なに、あの写真、
グクに見せたの?
ほんとロクでもない人だね、
テヒョンさん』

JK「で、その、………
抑えきれなかった。
Aは
俺の彼女でもないのにさ、
俺が嫉妬する理由も資格もないんだけど、
すごく嫉妬したんだ、ヒョンに」

『…、』

JK「テヒョンイヒョンとAのこと
ばっかり考えてたら、
今日のデート、
ずっと上の空だった。
ずっと楽しみにしてたっていうのに
バカみたいだよね」

『私がテヒョンさんのことなんて
好きになるわけないのに』

JK「でもそんなのわかんないじゃん、
テヒョンイヒョンはかっこいいし」

『私がかっこいいと思ってるの
グクだけだもん』









…………˚▱˚

言ってもうた、

でもいい。

このまま変な誤解はされたくない。

声を大にして言おう。

もう準備は出来てる。

十分すぎるほどグクを待たせてしまったのは

他でもない私だ。

責任を持って

言うことを言おう。

腹を、くくろう。









『私が好きなのはグクだよ』





噴水のライトアップした閃光が
グクの目に反射して
すごくすごく美しかった。

目の前のグクは
瞬きもしないで、
口を少しだけ開かせて
テレビに集中してる子供みたいだ。









『少しストーカーッチクだけど、
私のことを考えて
たまに無理しちゃって空回りして
それでもちゃんと
隣にいてくれるグクが
私は好きだよ』









好きだって言葉を繰り返しいうと、
もう私の心は
幸福感でいっぱいになった。

私はグクが好きだ。









目の前のグクは
両手で顔を隠した。
この姿、前にも見た気がする。









JK「うわぁ………どうしよう、俺」






なんて言ってる。





JK「告白の言葉、ちゃんと考えてたのに
Aにこんなこと言われると思ってなくて
綺麗さっぱり忘れたよ」









清々しいくらいの笑顔でグクが言う。

そーゆーちょっとアホなところも
もはや好きだけどね。






.

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設定タグ:BTS , ジョングク , グク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年5月23日 23時

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