●13.JK● ページ13
しばらくして
ジミンさんとAが
ヨリを戻したわけではないということが
わかって。
舞い上がりそうな気持ちも我慢して。
このままずっと一緒に
ワイン飲んでゆっくりして
俺の隣にいてって
言いたい気持ちも我慢して
「また来てね」
なんて言って
サラッとAを帰したりして。
俺は
ジミンさんとは違う。
あんなしょっちゅうニコニコ出来ないし
あんなに丁寧な喋り方じゃないし。
でもあの人より確実に
身長は高いし←
なによりAを大事にできる自信がある
っていうね。
っていうここまでが
ほんとの俺だよ。
.
.
.
『だからか。
急にあの日ジミンが
コンビニでシュークリーム買ってきて
おかしいと思ったんだよね。
なんで私の好み知ってるの?!って。
運命かと思ったけど、
………………………グクのおかげか』
JK「うん、
俺がジミンさんに買ったらどうですか?
って提案したから」
『…なんかさ、
今までの話をまとめると
グクが私のこと
好きみたいに聞こえるよね』
JK「……ちゃんと聞いてた?
今までの話。
好きなんだってば」
馬鹿なの?
大きい目をさらに大きく開いて
Aが固まる。
JK「ってそんなこと急に言われても
困るだろうし、うん、
ただちょっと、
これからはただのお隣さんじゃなくてさ、
チョン・ジョングクとして見てほしい」
『今までだってチョン・ジョングクとして
チョン・ジョングクをみてきたよ、私』
JK「あ、いや、なんていうの、
1人のね?男としてね?
ちゃんと認識してほしいっていうか」
『うん、
1人の男としてチョン・ジョングクを見てみる』
真顔でそういうA。
ほらね、
だからやだ。
結局意識してんのは俺ばっかり。
余裕なく心臓がどくどく音を立ててうるさい
.
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年5月23日 23時