45 ページ46
竹谷side
竹谷「Aって虫は嫌い？」
こう質問すると彼女は少し考えてから答えを返してきた。
A「虫は種類にもよるけど大抵は多分大丈夫だよ」
竹谷「良かったぁ〜」
その返事を聞いて安心した。"多分"は少し心配だが
はっきりと嫌いと言われるよりかは全然マシだ。
竹谷「生物委員会では動物の他に虫系も扱っているからAがもし虫が嫌いだったら委員会に入ってもらえないかと思って…」
A「なんだ〜そんな事なら大丈夫！もし私が虫が嫌いだったとしても私に出来ることが少しでもあるなら喜んで生物委員会に入るよ！」
竹谷「なっ…」
なんていい子なんだ…俺は100点満点の回答を返されて俺は言葉が詰まった。
竹谷「…」
A「…？」
次になんて返せばいいのかを模索していると三治郎が何かを抱えてこちらに歩いてきた。
三治郎「Aさん今いいですか？」
A「大丈夫よどうしたの？」
三治郎「実は見せたいものがあって…この子」
三治郎は何かをAに見せるとAは目を輝かせ何かをそっと抱き寄せた。俺は彼女の腕の中を覗くとそこには生物委員会で飼っているうさぎがいた
A「とっても可愛い！！」
三治郎「でしょ！この子は僕達が赤ちゃんの時から育てた子なんだ〜Aさんにどうしても見てもらいたくて…」
三治郎と彼女は仲睦ましく楽しそうに会話をしている
俺はそれを微笑ましく思い二人を見つめていると
ふいに彼女はうさぎを抱きかかえながら俺話しかけてくる。
A「生物委員会って素敵な委員会ですね！私ますます入りたくなってきました！」
これでもか！と言うほどの満面の笑みで語りかけてくる彼女に俺は思わず息を飲んだ。その時不意にこの間勘右衛門が言っていたセリフを思い出した。
「可愛いと可愛いは正義」
最初は何を言っているのかは分からなかったけど今なら分かる
"兵器"だ
俺があまりにも固まっていたのか急に耳元で声が聞こえた。
庄左ヱ門「た……ぃ…竹谷先輩！！」
竹谷「…うわ！？」
俺が思わず声を上げて視線を横に向けると庄左ヱ門とは組の皆が立っていた
庄左ヱ門「竹谷先輩！そろそろ次の委員会に行かないと行けないのでAさん連れていきますね！」
竹谷「え…あ！うん構わないよ」
庄左ヱ門「それじゃあ失礼します。」
彼らはそう言うとAを連れて行こうする、彼女は俺に軽く会釈をしては組の後について行き俺の前から立ち去りました。
竹谷「…おほ〜」
竹谷side終わり
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
†NANA†(プロフ) - 「豆腐」が「たうふ」になっています (1月15日 12時) (
レス) @page32 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
aiai7023(プロフ) - あの、年齢間違ってますよ！14歳だと五年生と同い年です！！急にごめんなさい🙇♀️主さんの忍たまの小説好きです！！これからもがんばってください✨ (7月24日 10時) (レス) @page10 id: 8c00b6f32f (このIDを非表示/違反報告)
shidu0b21lanca7(プロフ) - Saori2001さん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えるように頑張ります (2021年10月23日 14時) (レス) id: ce741a9fe4 (このIDを非表示/違反報告)
Saori2001(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2021年10月23日 7時) (レス) @page17 id: 76238201f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごまマルST | 作成日時：2021年10月14日 20時
