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プロローグ ページ1











「A、俺、弟分が出来た」


『そうか、』





短く返事をし、半身を深くソファーに沈める。





『頑張れよ、』


「あぁ、」





摺っていた煙草の火を消して、立ち上がり

何も言わず部屋を出る。







『成長したなぁ……プロシュート』






バタンっと、ドアを閉めて廊下に出ると
顔が自然と綻び、本音が零れる。






いつも思っている事は顔にも言葉にも表せなくて




だが、何処かで通じ合っていた。









不器用でゴメンな、




こんな不甲斐ない師匠を、どうか、




どうか、





─────────許してくれ。

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作者名:捨て垢 | 作成日時:2020年6月4日 21時

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