【ツイステ】年中長袖長ズボンのとある先輩

どちゃくそ怒られました ページ4

・


ー食堂

本日は暑いため冷たいものオンパレードであった。氷菓大好きなマレウスも来ており食堂に来た生徒達は三度見した。

そして食堂に来たAと三人も何人かの生徒が三度見どころから五度見ぐらいしてきた。そりゃこんな真夏日に三枚重ねしてたら見ちゃうよね。わかる。
でも見たのは何人かだけで他の人達はこちらを見てもスルーしていた。スルーされるのもこえぇ…と三人は密かに怯える。グリムは未だに溶けてます。


「じゃあ並ぼっか。今日は冷麺が美味しいんだってー。」

「へ、へー…。そうなんですね。」


にこにこ笑うAと一緒に長い列に三人は並ぶ。食堂は冷房が効いていて暑さは全く感じないがだとしても目の前の先輩の姿はやはり視界に害である。気にしないようにダストシュートしてもやっぱり気になっちゃうのである。
三人が心の会話でまた聞いてみるかどうか話していると、


「おや。Aに監督生、エース、デュースじゃないか。」

「リ、リドル寮長！」

「偶然だな。」

「やほやほー。」


ハーツラビュル寮寮長のリドルとトレイ、ケイトが後ろから声をかけてきたのだ。
そしてエース達の真後ろに並ぶ。やべぇ、余計なこと出来ねぇとあの首輪の恐ろしさをしる二人は戦慄した。だいぶリドルが柔らかくなったとはいえ厳しいことには変わりない。余計なことすんなよ、絶対に！とエースは二人を見渡した。全力で縦に首を振る。残像が見えた。

不思議そうに見るリドル達だったがAに気づき僅かに眉を潜め、ため息を吐いた。


「はぁ…。やっぱり今年もそれなんだね、A。」

「相変わらず暑苦しいなぁ。」

「おれのアイデンティティなんだから仕方ないじゃん。」

「うん。三年目だけど言うな。そんなアイデンティティありません。」


今年も？ という言葉に三人は顔を見合わせトレイの言葉に固まった。…三年目？


「え、三年目って…。じゃあA先輩って…。」

「ああ。三年間、夏場ー…とゆうより一年通してこの格好だ。」


食堂に三人の絶叫が響いた。

後日行ったら簀巻きにされた→←飴は道中で食べた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す