泣きたい ページ31
「マイキー…オマエはオレを"救いたい"って言ったか?」
「兄弟なら当然だ…もう喋るなイザナ…」
「…ある日オレを捨てた母と…偶然会った」
知ってたよ。そんなことさぁ
でも私は気にしてないから!
「イザナ…オマエ……」
「そうだ…オレは真一郎ともオマエともシエルともエマとも兄弟なんかじゃない…誰とも血がつながってないんだよ」
「そんなの……関係ない」
そんなこと言わないでよ。イザナの手を握りながら私は言う
「そんなの、昔から知ってた」
イザナはびっくりしてた
「一緒に暮らしてたときから知ってる。偶々母親の話を聞いてたし、イザナと私達は見た目が似てない。少し考えればわかる。でもそんなこと関係ない。血の繋がりなんて関係ない。誰がなんというとイザナは、ニィは私の3人目の兄貴なんだ」
弱々しい力で手を握り返される
「救いようねぇのはお互い様だな…なぁ?……シエル…エ……マ…」
「……イザナ?」
イザナは死んだ
私が望まない形で
やり方で
「イザナ…寂しい思いはさせねぇよ…。オレも…今…そっち逝くから…おレらは上手に生きられなかったな…」
「…東卍も天竺もみんな!聞いてくれ。抗争は終わりだ」
「私残る」
「お前ならそうゆうと思った」
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不思議の国の有栖さん(プロフ) - 美園さん» そんなこといわれたの初めてです。ありがとうございます (2021年11月2日 14時) (レス) id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - つい最近この物語を見つけて,面白くて集中して最後まで読んでしまいました!もう作者様神すぎません?この小説で何回も泣かされているんですよ…夢小説でここまで泣いたの初めてですよ…ほんとガチ泣きで画面見えなくてやっと落ち着いてきて読んでたらまた涙出てきて… (2021年11月2日 14時) (レス) @page50 id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月24日 16時